2016年08月13日

nSAKしぐさ 3

G36編P8編とnSAKしぐさをまとめてまいりましたが今回は補足的な部分を。


▲nSAKしぐさ ~MG3編~

※G36編が基本となるのでそちらを先にお読みください。



・MG3のPSK
1.安全装置の確認
2.アモベルトの確認(アモベルトボックス又はアモベルトドラム)
3.照準器
4.マズル(リコイルブースタ)の確認


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・Anschläge(射撃姿勢)
射撃姿勢については次の通りです。基本的にバイポッドの使用が前提となります。

・Liegend(伏射)
MG3の後ろで伏せます。このとき体の中心線とMG3は一直線をなします。右手はグリップを握り、銃床を肩に引き付けます。
左手は銃床を下から支え銃身が水平を保つようにします。
安全装置の解除は射撃の直前に右手親指で行います。

nSAKしぐさ 3




・Kampfstand(戦闘用掩体)
遮蔽物の上に依託したうえでの立射となります。しっかりとした足場を確保する必要があることと、肘を依託物に預けるのがポイント。

nSAKしぐさ 3




・Anschlag kniend hinter einer Deckung(遮蔽物を利用した膝射)
遮蔽物に依託した上で膝を付いたとき、左膝と左肘はくっ付きます(G36同様直に接することはない)。

nSAKしぐさ 3
画像は2脚を使うとき(A)とそうでないとき(B)



これらの射撃法では基本的に左手は銃床を支えます。
立射や膝射の様子からMGの射撃においては依託と遮蔽が非常に重要であると分かりますね。

また極めて例外的な射撃法として次のものがあります。

・Hüftanschlag(腰だめ撃ち)
例外的に、移動中にごく近い距離で敵に遭遇した場合、腰だめ撃ちで対処することがあります。
この撃ち方では左足を前に出し体重をかけ、右足で反動をこらえます。

nSAKしぐさ 3





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▲nSAKしぐさ ~MP7編~


・MP7のPSK

A:弾倉の状態を確認
B:コッキングハンドルを引き、薬室を確認
C:照準器に汚れや異常がないか確認
D:銃口につまりや汚れがないか確認

nSAKしぐさ 3


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・Nachladen(装填)
基本原理はG36と同じです。


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・Anschläge (射撃姿勢)
基本原理はG36と同じであるが銃床を収納した状態での射撃が可能です。

nSAKしぐさ 3
画像はストックを展開した状態(A)と収納した状態(B)、伏射(C)



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・Bereitschaftshaltungen (準備姿勢)
基本原理はG36と同じで、3つの姿勢があります。

nSAKしぐさ 3

A:Patrouillenstellung(哨戒姿勢)
B:Kontaktstellung(接敵姿勢)
C:Einsatzstellung(突入姿勢)



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MGとMPについてもまとめたのでここで各射撃モードについて見てみましょう。

射撃には次の種類(モード)があります。

− Einzelfeuer (EF)
単射です。この場合は50mから300m先のはっきり視認できる標的に対して用いられます。レートは5秒間に1発程度。

− schnelles Einzelfeuer (SEF)
高速単射。SEFはEFが効果的でなかった場合や300mまでの辛うじて視認できる標的、500mまでのはっきり視認できる標的、移動している標的に対して用いられます。毎秒1~2発の射撃レートで5発発射。

− Doppelschuss (DS)
ダブルタップです。これは50mまでの標的に対し効果的です。射撃レートは標的までの距離、標的の大きさによって変動します。

− kurze Feuerstöße
あえて訳すならショートバースト。3~5発程度の短い連射は30mまでの至近距離において、主にMPを使う際や市街戦などの状況で用いられます。

− lange Feuerstöße
ロングバースト、というか普通の連射。これはばらつきが大きいためラフェッテ搭載射撃(das Schießen mit lafettierten Waffen)にのみ適しています。




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さらにnSAKしぐさを追及されたい方はT-Scheibeと呼ばれるマンターゲットを用意すると良いでしょう。
T-Scheibeと呼ばれるものとしては次の2種類が確認できました。

nSAKしぐさ 3
有効と思われるゾーンから順にABCDと割り振られているのだと思われます。


射手は的の前に立ち„Klar zum Gefecht“の号令がかかったら銃をロードします。
どれぐらいの距離でどのような射撃プロセスをとるかはプログラム化されており、指定された準備姿勢から「Bゾーンに6発、Cゾーンに3発」といった形でコマンドを受け„Feuer“の号令の後、射撃を開始します。




参考動画として公式チャンネルから下士官候補(UA/FA)の様子を。
冒頭でT-Scheibeを利用した射撃訓練を見ることが出来ます。
(左右、後方確認の動作も要チェック)





憲兵CPTから。T-Scheibeとは異なるマンターゲットが見られます。





Tschüs!!





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