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Posted by ミリタリーブログ at

2014年09月27日

LHTポーチの謎


外国人のセラーが「ダブルマガジンポーチやで~」と売りに出していたポーチ



Lindnerhof Taktik製です




製造年が異なるのでタグもこの通り

右が09年製(黄タグ)、左(緑タグ)がえ~と何年だったかな? 聞いたのに忘れてしまったw

ファステックスはUTX FLEXでした。








……





ファッ!?


マガジンがデカすぎる


いやポーチが小さい…

リブが引っかかってどうしても入らないぞ



1本でもこんな具合。ベルクロを使わせる気がなさそう…






何だろうこのサイズ…(;^ω^)



DM25が丁度いい具合に入りそうなんですが持ってないので確かめようがありません



考えても仕方ないのでタグに記されていたケージコードをトラック……

このポーチはLT041なんですが……










これ.308用だ

しかもNSNがタクティカルテーラーと同じですよオクサン







なるほどねぇ( ´Д`)


ちなみにG36ダブル用が「LT001」、5.56mmシングル用が「LT002」でした。





緑タグの話題が出てきたのでついでにMP5マグポを…



最近ヤフオクで見かけた方もいらっしゃるかと…

これがまたマガジン入らねぇんだぜヽ(´Д`;)ノ



※スター製プラマグですがマルイ純正マグも寸法同じなので入りません



フラップを外せば何とか入ります。ギチギチでキツイ…


エアガンのマガジンは実物より太いんでしょうかね…




謎は残りますがこの辺で失礼

Tschüs!

  

Posted by Nekotin at 14:20Comments(0)LHTナイロン

2014年09月24日

車両用ヘッドセット H-280


ドイツ連邦軍で用いられている車両搭乗員用ヘッドセット H-280



先代のH-267では咽頭式マイクでしたがこちらはブームマイクを備えています。

PTTも内蔵式でまとまりが良く、扱いやすく改良されたように思えますね。



本来マイクには保護用スポンジが被されているのですがこの個体には付いてきませんでした。

(ボロボロに劣化してしまったのかもしれません…)

実はヘッドバンドも付属してこなかったので手持ちのH-267から移植…




内蔵式PTTです。「RA」、「INC」とあります。

RAが跳ね返りなのでこちらが通常の発信に用いられるスイッチだと思うのですがINCは……やっぱりわからない




先に紹介したH-55では小さな10ピンコネクタでしたが今回のH-280では大きな10ピンとなっています。

SEM70やSEM52SLなどの携行無線機は小さい10ピンなのですが、車両用無線のコネクタは大きな方なのでしょうかね?

(変換コネクタも存在するとは思いますが)





クルーマンヘルメットとの併用が多く見られます。

これはSEM52SLのような携行無線機に接続しているのでしょうかね。

車両の中では10ピンコネクタ(大)を接続、車両を降りたら携行無線機のため10ピンコネクタ(小)に付け替えという使用方法も考えられます。

詳しい事情をご存知の方がいらっしゃいましたらご教授願いますm(_ _) m



もともと純粋な車両用ヘッドセットですのでコムタックのように周辺の音を拾うマイクは付いていません。
騒々しい車内での使用が想定されているためか遮音性も高く、
周囲環境音を聞き取るためか、車外では画像のようにヘッドバンドで左側のみ装着する使用法も見られます。




マーダーでの使用例。どんなヘッドギアにもよく似合いますね。



これさえあれば私も車両乗組員(`・ω・´)

マーダー、フクス、フェネック、ヴィーゼル……なんでもいけます(肝心の車両が無いとか言ってはいけない…)



Tschüs!!

  

Posted by Nekotin at 18:32Comments(2)ブンデス通信機器

2014年09月20日

HANDAPPARAT H-55



BWで用いられているハンドセット

HANDAPPARAT H-55 B1



コネクタは小さい10ピンでSEM70SEM52SLに対応します。



第371装甲擲弾兵大隊の訓練から。右の訓練生がSEM70を背負っているようです。




送信スイッチ部はシーソーのようになっています。

「FUNK」側は跳ね返りになっておりますのでこちらが通常の送信に使われるものかと思いますが、
「BV」側は押したら押しっぱなし状態に……

これについてお詳しい方がいらっしゃいましたらご教授願います。





背面にはフック。

これをSEM70バックパックのショルダーに挿し込んで携行するわけです。

STアーマーの肩部についているS95系アダプタの縫い付け部分にも挿し込めます。





伸びます





いつ頃から使われ始めたのか分かりませんが90年代から現代まで、さまざまなシチュエーションで見ることが出来ます。

最近では新型のH-155も見られますが、今の所は混用されていますね。車両なんかだとH-33も見られますが…。




ついでにSEM70アンテナ。

黒いブレード部とグニャグニャ曲がる緑色のフレキシブル部を合体させて使います。





SEM70本体はありませんがちょうどいい大きさのタッパーで代用すればOK。

どうせバックパックに入れるので見えませんし……


Tschüs

  

Posted by Nekotin at 12:00Comments(0)ブンデス通信機器

2014年09月16日

【装備考察】 EGB降下猟兵

EGBについてチョロチョロっと……私も詳しくないのですが今まで調べてきたことを備忘録程度にまとめてみます。


まず「EGBって何だよ」という哲学から……



ILÜでのEGB兵士



普段は単に「EGB=Erweiterter Grundbefähigung 」と呼ばれているこの用語、あえて日本語に訳すと「拡張基本資格」。

EGBとは資格を指していたわけです。


で、この資格をもった兵士たちで構成される枠組みが、

Spezialisierte Kräfte des Heeres mit Erweiterter Grundbefähigung für Spezielle Operationen(SpezlKrH EGB)

と呼ばれます。


頭に「Spezialisierte Kräfte」とありますがこれはKSKのような「Spezial Kräfte(特殊部隊)」を示す用語ではありません。


あえて訳すなら「特殊部隊」、意訳すると「準特殊部隊」でしょうか?


ここでは「SpezlKrH EGB」を「特殊作戦従事ための拡張基本資格を備えた準特殊部隊」と訳して位置づけを行ってみましょう。


ここから逆に考えると「EGB=拡張基本資格」が(漠然と)特殊作戦向けの資格であることが分かります。


準特殊部隊という点を加味すると歩兵部隊と特殊部隊とのギャップを埋めるための資格、ということになるでしょうか。

そういったことから米軍の第75レンジャー連隊、英軍のSFSGを引き合いに説明されることがあります。

(BW自体もEGBをレンジャーと呼んでアピールすることが度々あります)



第263降下猟兵中隊第3中隊(EGB中隊)のMungo。兵科記号(R)からレンジャー型部隊に分類されていることが分かります。



EGB候補は全軍から募集されます。候補の中から選抜された者は「パイプライン」と呼ばれるEGB養成訓練に進み、コンバットレディまで7か月(9か月とも)の時間をかけて下記の訓練を受けます(実際には十分に訓練されるまで数年を要するとのこと)。

・「教養意識とテロリズム(Cultural awareness and Terrorism)」
・「特殊作戦部隊向け近接戦闘(Nahkampf für Spez Kr H)」
・「特殊作戦部隊向け射撃法(Schießtechnik für Spez Kr H)」
・「戦闘射撃教練(Gefechtsdrilschießen)」
・「市街地攻撃戦術(Urbane Angriffstaktik)」
・「リーダー向け任務計画法(Mission planning für Führungspersonel)」
・「Combat First Responder A」
・「水路侵入(Water Infiltration Course)」
・「パトロール(Patrolloing)」
・「SERE Level C」
(survival-, evasion-, resistance- and escape-training: サバイバル、対尋問および脱出訓練。レベルCは収容所での抵抗に重点を置いた最もハードなもの)
・「CAC」不明
・「Operation Planning Taskforce mit Einweisung Spezialoperationen」

パイプラインには含まれないと思いますが、

・「Einzelkämpfer Lehrgang1, 2」(必要に応じて)
・「Combat First Responder B, C」(必要に応じて)

等のスキルも備えられるようです。

(これらの翻訳はかなりデタラメです……)

「パイプライン」はプフレンドルフの特殊作戦訓練センター(AusbZSpezlOp)で行われるようです。




EGB兵士によって構成される部隊として代表的なものは降下猟兵大隊のEGB中隊です。

各降下猟兵大隊のうちの1個中隊がEGB中隊として置かれています。

・第261降下猟兵大隊:第3中隊「アリバ・プーマ」
・第263降下猟兵大隊:第3中隊「ネメシス」
・第313降下猟兵大隊:第2中隊「???」
・第373降下猟兵大隊:第4中隊「???」

EGB中隊は2個小隊と1つの訓練小隊を持つとの情報もありましたが詳細は不明。


これら降下猟兵EGB中隊はパスファインダー(FschSpezZg)などの限定的な任務を行う部隊と比較して非常に「特殊部隊的」であり
DA= Direct Action、
SR= Special Reconnaissance、
NEO= Non-combatant Evacuation Operations、
HR= Hostage Rescue、
CT= Counter-Terrorism
と言った要素を持っています。



ムンスターでのダイレクトアクション訓練(2013)


EGBと言った場合多くはこの降下猟兵のEGB中隊を指すことが多いようですが、山岳猟兵(山岳偵察大隊の高所斥候小隊)や空挺偵察中隊のFeldnachrichten小隊、JFST、DSO/DSKの衛生部隊ほか様々な部隊にもEGB資格保持者が在籍するようです。

EGB LLPio(空挺工兵)、EGB Fm(通信)、EGB Ustg(兵站)、EGB LEKE(電子偵察)などは小隊/中隊規模での(KSKの任務をサポートするような)特殊作戦従事のために訓練されます。



…………………………………………………………………………………………………………


装備考察の記事なのに装備を全く取り扱っていない……のでまた次回に。

私が現在のべられるのはこの程度で、間違った情報が多々混ざっているかもしれません(概念のとらえ方とか…)

EGB事情にお詳しい方々、ご指摘・補足などがありましたらよろしくお願いします。
  
タグ :EGB

Posted by Nekotin at 19:19Comments(0)考察

2014年09月10日

レプリカ比較! Lindnerhof Taktik その2



前回に引き続きレプリカナイロンを比較していきたいと思います。


今回はロールアップ式ダンプポーチを…




丸めた状態ではそう大きな違いは見られません。
ファステックスとテープの色の違いが目立つ程度です。




裏返し。ラジオポーチと同じくマリスクリップを排除。コマの数も違います。

実はMOLLE部分にナイロンテープを通してトリグライドで留めてあるだけ。ナイスアイデア!






広げた様子。大きさだけでなく底面の形も違います。
LHTは楕円、レプリカは四角形です。


ラジオポーチの比較では分かりにくかった生地の色合いもはっきりと……。

生地はレプリカの方が固めです。






こうしてみると容積が倍ぐらい違うのではないでしょうか?





入れ口。レプリカは縁がリップストップの柔らかいナイロンになっていて絞りやすいですね。
LHTは固くて上手く絞れませんでした……。





内側にLHTのタグ、とよく分からないタブ。





Tschüs!
  

Posted by Nekotin at 12:00Comments(0)LHTナイロン