2016年10月30日
アイアイアイアイIdZ
IdZデビューです。
※正確にはBHIのP8マグポが初IdZなんですが、あれは元アイドルがAVデビューする前のセミヌードみたいなものです。

放出品ではなくIdZベストを開発したマルチデザインという企業がエアソフター向けにリリースした製品のようです。
Heimのエアソフター向け民生品みたいなものと捉えると良いかもしれません。
「マルチデザイン」といわれてもピンとこない方が多いかもしれませんが、
軍や保安企業向けの装備品およびそのマテリアルの開発を行う企業。
この会社がモスキートのKSKベストをベースにIdZベストを設計したといわれています。
HeimやSchleswiger-TauwerkeとともにKSKベストの製造業者としても挙げられます。
(正式にBWへ納品したのかはちょっとよくわからないですね……)
IdZの特徴である格子状に縫い付けられたナイロンテープ。
開発時の時勢からALICE規格のポーチに対応しているとか。
ベースはメッシュ生地でヒートコントロールが容易かつかなり軽量です。

両側裾部分にはKSKベスト同様S95アダプタを備えています。
左右身頃のメッシュは2重構造でポケットとして利用可能。
前を閉じるのはファスナーとファステックスですが後者についてはエアソフト向けに追加されたもののようです。

背面パーツはバリアントBと呼ばれる何もついていないタイプ。
(上下2段のバッグが付いているタイプがバリアントA)
背中は袋状になっておりハイドレーションを収納できます。
(どうもキャメルらしいですが)青いチューブのハイドレが印象的ですよね。

今回付属のポーチ。ベストと一緒に国内流通アイテムを釣り上げだけなので来歴は不明。
タグ等はありませんでしたがベスト本体と同じマルチデザインの民生アイテムでしょう。
技術仕様書に見る標準支給ポーチ類の内約は、
・ダブルマグポ(ドロップ):2個
・ダブルマグポ:2個
・シングルマグポ(ドロップ):2個
・ユーティリティ:2個
・スモークポーチ:1個
・シングルグレネード:2個
・配給品(TAGESRATION)バッグ:1個
・ヘルムホルダー付配給品バッグ:1個
(+ガスマスクバッグ用S95アダプタ:2セット)
といった形で、さらに補足品(おそらく分隊に対して支給)として、
・ランプポーチ:3個
・ラジオポーチ:2個
・4連40mmポーチ:4個
・MG3メンテナンス用ポーチ:1個
・3連グレネードポーチ:3個
が含まれます。
仕様書段階のものなので実際の支給形態とは異なるかもしれません。
ランプポーチは旧来の四角いランプに対応したものですが未来歩兵計画なんだから中身も新しく調達すればいいじゃない…

ドロップタイプのシングル/ダブルマグポの様子。
これも加速ベスト由来の要素ですね。

こうやって配置すると加速ベストに見えてこない……?
(スモークポーチは付属しなかったのでシングルマグポで代用)

ユーティリティを小さくたためるギミックもKSKベスト由来か。
アーマーがモジュラーならモジュラーベスト要らないんじゃないかと考えていた時期もありましたが、
アーマーを着用したままの状態でも諸々のポーチをひとまとめに着脱できた方が都合がいいとか、
抗弾性能の必要度が低く軽量化が優先される状況下でポーチの付いたベストだけ羽織りたいとか、
いろいろと細分化された
まぁベストがあるならアーマーはモジュラーじゃなくてもいいんじゃと見る向きもありそうですが、
そこは個人のニーズに応じてこそのモジュラー装備ということでお一つ……
IdZなアーマーの方は持っていないのでSKとのコンビネーションを参考に。

官給品で固めてるので比較的まとまりの良い印象ですよね。
アーマーがIdZだとよりカッチリしたイメージになるんですが、
空挺部隊ならこれぐらいがちょうどよいイメージかなと。

3fbと5fbのミックスでもあるので締まりのあるスタイリッシュな立ち姿を演出できるのが強み。
というかSKって本当になんにでも合う万能アーマーに感じますね、SKの功績だこれ……

また似たような角度ですが、SKの着用がはっきり分かるのってこういう画像しかないんですよ。
ハイドレの下にはヘルムホルダー付配給品バッグ、珍しいかも。
今回の品は放出でないのでいろいろいじってみたりハードな使い方をしてやろうかと。
Tschüs!!
タグ :IdZ未来歩兵計画進捗どうですか
2016年10月15日
脇と隙
前回のあらすじ:フロントとリアをなんとかしました
今回の重工業:カマバンを何とかします
………………
モジュラーアーマーなんかだと多少泥臭く愚直に配置しても違和感なくまとまるものかと思いますが、
洒落気が求められるナウいプレキャリだと洗練された“おしゃれ感覚(センス)”が問われてきますよね。
特にカマバンなんて前面・背面・ベルトとどこにでも配置できそうなポーチを扱うことが多いので、
納得のいくセッティングに至るまで長い間悶々々々々々々々々々々として過ごす羽目になったり。
私はセンスなど全く持ち合わせておりませんのでミリフォトや動画などから、
もっともらしく傾向を読み取って自分を騙しつつポーチを配していくのが常。
今回も“いかにもそれらしく”という体裁重視の姿勢で選定していきます。

眩暈がするほどイカすラジオポーチ
安牌、というかこれは間違いなくキマるだろうという選択。
左右どちらかのカマバン前側に付いている印象が強いです。
ちょい古めのEGBだと背中のラジポから伸びたアンテナが肩越しに見えるのがえらくクールだったりするんですが、
そんなことはどうだっていいんだよ今は宇宙ナイロンの神と一体になってるんだから俺は…………

MBITRポーチなのでこの通りぴったり収まります。
このポーチがEGBで使われ出した頃「いよいよ空挺にもMBITRが~」なんて思ったものですが、
今のところそういったことはなくSEM52SLやXTS3000などめいめいにぶち込んでいるようです。

MBITRポーチ on ライトタイプリグ
ただ自分ではどうやってもSLをMBITRポーチにねじこめませんでした……
FschJgRgt26のFschSpezZgですが彼らを見てると猛烈にライトタイプリグが欲しくなるはず。
参考用

またえらく刺激的なギミックですね。
TAGの可倒タイプラジポなどは以前から特殊部隊で用いられていたので、
需要あってのフォールディング機能なのでしょう(脇に配置するわけですし)。

ギミックといえばこのダンプポーチにも興味深いものがあります。
使わないときはエラスティックのポケットに押し込んでおくことで省スペース化。
使用するときはタブをグイーッェと引っ張ることにより一気に展開できます。

BW公式動画から“mit Olli”シリーズ
※元戦車兵のカメラマン、オリファー・ベンダー氏がお仕事体験するという動画。
フロントに取り付けてるので今回の趣旨に反するじゃねーの……
参考用

脇腹の常連トラウマ、DM51、ユニバーサルグレネード、垂直ミニポリ袋ですが基本構造はマリクリ版と変わりありません。
これまでと同じ感覚で運用できます。
Gen.4では隙間なくポーチを敷き詰めていましたが今回は1~2コマほど隙を作ってラフな佇まいを演出しようかと思います。

きわめてオーソドックスな配置です。
以前はラジポをウィークハンド側に置いている印象でしたが(アンテナとストックの干渉避けか)、
特殊部隊周辺のGen.5情勢においてはそういった傾向は薄くなっているように感じます。
IFAKポーチはやはりこちら側に付加されているイメージが大きいですね。
アップサイドダウンにして茶目っ気を加えてみるのも良いかと思います。
ここでは両者の間に2コマ隙を作ってそれぞれの存在を際立たせています。

参考画像(Night Hawk 2016, Denmark)

Gen.5キットからはDM25やDM35のための専用ポーチは外されユニバーサルに置き換えられているようです。
今回の買い物で付属してきたのはSサイズ2個のみですが本来のキットではさらにLサイズが1個加わる模様。
DM25といえばGen.5世代でも右側に配置されることが多いみたいですのでこっちに。
ここではユニバーサルと垂直ミニポリ袋の間に1コマ隙があるほかDM51ポーチの上にも隙が生じています。
垂直ミニポリ袋は要らないんじゃないかという見方もできますがどうしても何か欲しくなっちゃうんですよね。

対して何も欲しくはないといった例。ホルスターが高い位置にあるため脇を空かせている様子。
前側にチャージポーチのみ付いているように見えます。

DM25に関連した例。DM25ならLサイズが良かったな、Sでも収納は出来そうですが。

カマバンとベルトはある程度相関してますよね。両者でポーチを分散させたり。
カマバンついでにベルトのレイアウトも進めていきます。
ウィークハンド側にピストルマグポとダンプを配置。後方にはベルトに丁度良い水平ミニポリ袋を。
右側はホルスタードロウのために空間を作っておきます。モジュラーベルトって意外と物付かない……

過去に旧モデルのモジュラーベルトを紹介しましたがこれはキット付属の現行Gen.3モデル。
旧モデルと違ってファステックスの付いたナイロンベルトとMOLLEパッドは別体となっています。
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2016年10月08日
Check Six
「届いたらすぐ遊べる電動ガン7点セット」みたいな感覚でやってきたLHT Gen.5プレキャリ

“盛り”は留まるところを知らず「盛り記事2回目」に突入します。
少しずつポーチを集めていく収集パターンでは背面は後回しにされがちですが、
なんということでしょうか、配置候補となるポーチ類が最初から手元にあります。
背中に何も付けないというプランもアリといえばアリなのですが、
せっかくのハイドレーションバッグを使わない手はありません。

Gen.5キットに含まれるのはコンパクトな2Lタイプです。Gen.3キットの3Lタイプと比べスタイリッシュな印象。
ハイドレーションによる膨らみを抑制するためのものか下部に縫い付けられたエラスティックバンドが特徴。

ハイドレバッグの脇にチャージポーチを配置するとメチャクールなのですが今回の買い物には含まれず。
とりあえず両脇をフラバンポーチで挟むなどのテクニックでお茶を濁します。
このポーチはどこに取り付けても格好がつくのでなかなかに便利ですね。

空挺あたりではハイドレ+フラバン+チャージはある種のテンプレと化しているよう。
よく見るとnicht abwerfbar仕様の背面であることが分かります。

こちらも空挺からnicht abwerfbar仕様です。……いや、無作為ですよ……
ハイドレバッグをオフセットしたりその上にポーチを重ねるなど形態はさまざま。

イタリアンブレード2015より、左の人がnicht abwerfbar仕様。こちらにもチャージポーチが。

スウィフトレスポンス2015より。ハンマーの類か知りませんがやっぱり便利に使われてしまうハイドレバッグ。
背面下端にはベルクロで着脱するダブルマグポ、略称DoMaTaが見えます。
こうした変わり種アイテムも効果的に背中を演出してくれるというわけ。

キット版も存在するのですが付いてこなかったのでこちらは民生版。
元ネタはCryeのサイドプルマグポでしょうか、よく似た形状です。

Doppelmagazintascheを略して“DoMaTa”
もっとカッコイイ略し方は無かったものか。

伏せ撃ち時ですとどうしても腹のマグが抜きにくくなるので後ろ側に分散しておくという考えでしょうか。
カマバンの後ろ側にアップサイドダウンでマグポを付けている人も事情は同じものと思われます。
伏せた状態からごろんと仰向けになってマグチェンジという姿も見たことはありますが、
そういった余計な動作を省略できるのはメリットでしょうね。
次回はカマバンかベルトに手を付けていきましょう。
Tschüs!!