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Posted by ミリタリーブログ at

2017年09月20日

マジカルて




KartentascheとかMeldetascheとか呼ばれるアレ

マップケースあるいは書類ケースといった表現で通るかと思いますが、
正直どう使えば良いのか未だによくわかっていないものであります。







大戦期(それ以前から?)のデザインを引き継ぎつつ時代に対応させたもの。
このアイテム自体90年代のものなので時代遅れ感は否めませんが。







ペンケース挿しは分かりやすいですが、
立体のポケットは鉛筆削りか消しゴム用?

その反対側には定規か計算尺を入れるような薄いスペース。

フラップ裏を見るに正式な呼び名はKartenmeldeとなるようです。
NSNは付与されていますがTruppenversuch(実地試験)止まり。







内部はパーティションで2分割にされています。
試験止まりであまり普及せず実使用の様子もあまりないので用途が不明。

大きさはB5サイズ程度で、ハードカバーの薄めの本が2冊入るイメージ。

80sまで部隊長や憲兵、伝令などで旧来マップケースの使用が見られたのですが、
装備が新しくなってから(S87/88/95系統)は必要性が薄くなったのでしょう。

単に書類を専用ケースに入れて持ち運ぶ時代ではなくなったのか……

観測員や測量要員などの需要は少なくなかったとも想像できますけれど、
その辺もデジタル通信技術の発達でなんとかなってしまったのかもね。
(雑な考察)






S95系に接続可。90年代半ばのものなので時代の反映ですね。






試験採用時のものが回収されなかったのか、あるにはある使用例。
DFBの関係フォトから。







予備役からS87/88系のODのもの。

やっぱり何が入っているか気になりますな。







おまけにBW(NATO)標準の記号を書くためのテンプレート。






これも買った後に使用例が見つかったので地味にうれしかったり。





Tschüs!!
  
タグ :S95

Posted by Nekotin at 20:51Comments(0)ドイツ連邦軍