2016年10月15日

脇と隙



前回のあらすじ:フロントリアをなんとかしました

今回の重工業:カマバンを何とかします

………………

モジュラーアーマーなんかだと多少泥臭く愚直に配置しても違和感なくまとまるものかと思いますが、
洒落気が求められるナウいプレキャリだと洗練された“おしゃれ感覚(センス)”が問われてきますよね。
特にカマバンなんて前面・背面・ベルトとどこにでも配置できそうなポーチを扱うことが多いので、
納得のいくセッティングに至るまで長い間悶々々々々々々々々々々として過ごす羽目になったり。



私はセンスなど全く持ち合わせておりませんのでミリフォトや動画などから、
もっともらしく傾向を読み取って自分を騙しつつポーチを配していくのが常。

今回も“いかにもそれらしく”という体裁重視の姿勢で選定していきます。



脇と隙
眩暈がするほどイカすラジオポーチ

安牌、というかこれは間違いなくキマるだろうという選択。
左右どちらかのカマバン前側に付いている印象が強いです。


ちょい古めのEGBだと背中のラジポから伸びたアンテナが肩越しに見えるのがえらくクールだったりするんですが、
そんなことはどうだっていいんだよ今は宇宙ナイロンの神と一体になってるんだから俺は…………




脇と隙

MBITRポーチなのでこの通りぴったり収まります。
このポーチがEGBで使われ出した頃「いよいよ空挺にもMBITRが~」なんて思ったものですが、
今のところそういったことはなくSEM52SLやXTS3000などめいめいにぶち込んでいるようです。





脇と隙
MBITRポーチ on ライトタイプリグ

ただ自分ではどうやってもSLをMBITRポーチにねじこめませんでした……

FschJgRgt26のFschSpezZgですが彼らを見てると猛烈にライトタイプリグが欲しくなるはず。




参考用




脇と隙

またえらく刺激的なギミックですね。
TAGの可倒タイプラジポなどは以前から特殊部隊で用いられていたので、
需要あってのフォールディング機能なのでしょう(脇に配置するわけですし)。








脇と隙

ギミックといえばこのダンプポーチにも興味深いものがあります。
使わないときはエラスティックのポケットに押し込んでおくことで省スペース化。
使用するときはタブをグイーッェと引っ張ることにより一気に展開できます。





脇と隙
BW公式動画から“mit Olli”シリーズ

※元戦車兵のカメラマン、オリファー・ベンダー氏がお仕事体験するという動画。

フロントに取り付けてるので今回の趣旨に反するじゃねーの……



参考用





脇と隙

脇腹の常連トラウマ、DM51、ユニバーサルグレネード垂直ミニポリ袋ですが基本構造はマリクリ版と変わりありません。
これまでと同じ感覚で運用できます。





Gen.4では隙間なくポーチを敷き詰めていましたが今回は1~2コマほど隙を作ってラフな佇まいを演出しようかと思います。


脇と隙

きわめてオーソドックスな配置です。
以前はラジポをウィークハンド側に置いている印象でしたが(アンテナとストックの干渉避けか)、
特殊部隊周辺のGen.5情勢においてはそういった傾向は薄くなっているように感じます。

IFAKポーチはやはりこちら側に付加されているイメージが大きいですね。
アップサイドダウンにして茶目っ気を加えてみるのも良いかと思います。

ここでは両者の間に2コマ隙を作ってそれぞれの存在を際立たせています。



脇と隙
参考画像(Night Hawk 2016, Denmark)




脇と隙

Gen.5キットからはDM25やDM35のための専用ポーチは外されユニバーサルに置き換えられているようです。
今回の買い物で付属してきたのはSサイズ2個のみですが本来のキットではさらにLサイズが1個加わる模様。
DM25といえばGen.5世代でも右側に配置されることが多いみたいですのでこっちに。

ここではユニバーサルと垂直ミニポリ袋の間に1コマ隙があるほかDM51ポーチの上にも隙が生じています。
垂直ミニポリ袋は要らないんじゃないかという見方もできますがどうしても何か欲しくなっちゃうんですよね。



脇と隙

対して何も欲しくはないといった例。ホルスターが高い位置にあるため脇を空かせている様子。
前側にチャージポーチのみ付いているように見えます。




脇と隙

DM25に関連した例。DM25ならLサイズが良かったな、Sでも収納は出来そうですが。



脇と隙

カマバンとベルトはある程度相関してますよね。両者でポーチを分散させたり。
カマバンついでにベルトのレイアウトも進めていきます。

ウィークハンド側にピストルマグポとダンプを配置。後方にはベルトに丁度良い水平ミニポリ袋を。
右側はホルスタードロウのために空間を作っておきます。モジュラーベルトって意外と物付かない……





脇と隙

過去に旧モデルのモジュラーベルトを紹介しましたがこれはキット付属の現行Gen.3モデル。
旧モデルと違ってファステックスの付いたナイロンベルトとMOLLEパッドは別体となっています。





おまけ


脇と隙

訓練に使われたと思しきTCCCカードが付いてきました。
手榴弾で左大腿部を負傷したという設定です。




脇と隙

繰り返し使用するためか、書きやすさのためか記入欄にテープが貼られていました。
(左側2列と右側3列は別件?)

0832時に負傷、同時刻に止血帯を使用。0840時にフェンタニル(鎮痛剤)を投与。
脈拍は84で、radialは橈骨動脈の事だそうですから腕で測定したということでしょう。
意識ははっきりしていて(A)、1分あたりの呼吸回数は12回。

読み取れる情報はこれくらいですね。




Tschüs!!




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