2015年09月30日
Benchmade Rescue Hook 7
このブログでは初めて取り扱うことになるんでしょうかね、刃物です
応急手当に際してナイロン装備や衣服を切り裂くためのBenchmadeのレスキューフック
7 HOOKと呼ばれているモデルです。
ナイロンの天敵と言ってもいいアイテムですね。
いざというときにはナイロンが~服が~なんて言っていられませんが見てると嫌な汗が流れてくる……
まぁ重要なのはポーチの方です。
よく考えりゃ刃物製品なので当たり前ですがポーチ目当ての私にはちょっとびっくりな化粧箱。
アホなのでしっかりしたブランドはポーチも箱詰めにするんだなぁと思ってました……
ベルクロをベリベリっと。何か特殊な開き方をするのではと考えていましたが普通です。
エラスティックバンドはフラップの根元に被さっているだけ。
MOLLEとベルトループに対応。う~んマリスクリップか……
実際に使ってみてレビューするような真面目なブログではないので仕様の様子についてはビデオを見てね☆
(内容については服と装備を切り裂かれたおっさんが放置されるだけ)
~BWでの使用状況~
購入のきっかけになった画像(書籍ですが)がこれ。
どうも特殊部隊内の特定のチームが装備しているみたい。
画像のようにプレキャリの胸元か腰回りに付いていることが多いですね。
(Photo:BW)
手前の隊員、カマバンのシングルマグポ上。
(Photo:Airman 1st Class Chris Massey)
Kampfretterも。ベルトに注目。
Tschüs!
タグ :Benchmade
2015年09月26日
ファッ ストレスポンダー
特殊な人たちが使っている医療用ウェストバッグ
Lindnerhof Taktik - Firstrespondertasche
かっこよかったので購入
元ネタはTactical Tailorのファーストレスポンダー。というかほぼそのまんま。
蓋の上部にはメディックシザーを収納するためのシースとジッパー開閉の小さなポケットが。
外周にはパルステープが貼られておりよくここに止血帯やサイリウムが括り付けてあったり。
中身はパーティションで2つのエリアに区切られており、
側面には医療品を保持するためのエラスティックバンドが縫い付けられています。
蓋の裏面にもパルステープ。
CFR-C等応急処置の担当者が装備することを想定して、
IFAKよりレベルの高い医療キットを収納する構造になっているようです。
クイッククロットや圧縮包帯(この辺はIFAKにも含まれますが)に加え、
エアウェイや胸腔ドレーン等がぎゅうぎゅう詰めにされていたり、
IFAKとメディックパックの中間を埋める存在になっていると言えます。
裏側にもパルステープ。
マリスクリップ等を使ってMOLLEプラットフォームに取り付けることが出来ますね。
しかしベルトがやたら長いですな。アーマーの上からでも装着できるようにしてあるんでしょうか。
~使用の様子~
特殊部隊や空挺を中心にCFR-Cとか所謂メディックと呼ばれる人たちが身に着けてますね。
メディックパックとも併用されていたり。
陸軍特殊部隊(KSK)だと色がカーキなんですよね(他も使っていると思われますが……)。
バリスティックベルトとかもそうなんですけど追加キットってことでわざとカーキにしてるんでしょうかね?
よく見るのはKampfretterでAngel Thunder 2015では結構な割合で装備されていましたね。
http://matthew-strauss.blogspot.jp/
任務の特性上、ファーストレスポンダーの使い勝手が良いのかも。
https://flic.kr/p/uLfGfc
ファーストレスポンダーとMAPで形成された凸凹がいい感じ。
Gen.IVとの相性はやっぱりイイ(気がする)。中身の充実も図っていきたいですね。
今はハサミすらありませんので……
Tschüs!!
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2015年09月20日
ブンデスポリ袋
Lindnerhof Taktik製ユーティリティポーチを比較
今回は大きいものと小さいもので……
左は前回紹介したLT021 Mehrzwecktasche mit RV / 右がLT054 Zubehörtasche senkrecht
ぱっと見でご理解いただけるかと思いますが大きさが異なります。
(が、私にはLT021と間違えてLT054を買ってしまった凄惨な過去が……)
毎度いちいち見せるのが申し訳なくなるマリスクリップ
今回の内容とは関係ありませんがLHT製品にはパルスタイプのバリエーションもあるのでそっちも気になります。
同じ横3コマでもピッチが異なるのでLT021の方が幅のあるつくり。
2回りほども大きさが違いますがこれを間違えるか……
こちらも古いポーチ(左)があるので比べてみましょう。基本デザインはほとんど変わっていません。
生地・テープ等マテリアルの違いみ。ジッパー周りも色が違う。
古い方は緑タグですが製造年が不明。新しい方は12年製でオレンジタグ。
ASDナンバーは隠す必要もないと思いますが念のため。LHBwの納品番号がヤバそうなので。
この時点ですでに2代目モデルなんですね。
しかし12年のオレンジラベルの方には2代目を示す記号は無し。何故だろう……
中身はどちらとも、特に仕切りやエラスティックが設けられているわけでもなく、ただの袋。
ちなみにsenkrechtは縦型という意味なのですが、これに相対するwaagrecht(横型)というモデルも存在します。
これもそのうち、何かきっかけがあれば取り上げたいと思います。
またまた余談ですがMehrzwecktasche mit RV schmalというLT021を横2コマにした製品もありますね。
(schmal=ナロータイプ)
こちらは入手すらできていないのでまたの機会に……
Tschüs!!
2015年09月19日
煙幕ポリ袋
前回に引き続き新旧ポーチ対決
(ポーチ同士を意味もなく戦わせる展開)
今回もLindnerhof Taktik製
DM35用ポーチです。左が09年、右が11年製。
DM35は投げると弾けて急速に煙幕(HC発煙混合物による)を展開する、
Schnellnebelwurfkörper(SNWK)と呼ばれるスモークグレネード。
(投げるともくもく煙を出すDM25のような普通のNebelwurfkörper(NWK)とは区別されています)
新旧で別メーカー製かと思わせるほどの相違がありますが、
タグを見る限りでは世代は変わっていません。
生地は11年製の方がきめが細かい。09年の方はMehrzwecktasche同様に目が荒い生地。
Gen4プレキャリや新デザインのポーチの開発に合わせ、
11年頃にマテリアルを変更したと考えられます。
新しいデザインのきめの細かな生地を用いたマグポーチ、グレネードポーチに関しては
生産の省力化が関わっているんじゃないかと考えているのですがどうでしょう?
例えばポーチのフラップだけ見てみると古い方のポーチは、
「端を丸くカットし生地を表裏で貼り合わせ縁をバイアステープで覆って縫い付ける」
といった処理が必要になるのですがこれに対し新しい方は、
「テープ状にカットした生地を2つ折りにし、縁と角を折り込んで縫い合わせるだけ」
となっており、効率化の痕跡が見られます。
考え過ぎと言えばそれまでですがこうした省力化のためにはきめが細かく柔らかい生地が
必要だったんじゃないだろうか、という説が1つの可能性として上がるわけです。
(その他、生地の耐久性・対候性・耐薬品性等性能の向上、IR処理等々考えられますが……)
こうしてみると新しい方がすっきりしていて使いやすそう。
生地云々はともかく省力化があったのは当たらずとも遠からずってとこじゃないかな。
グレネードポーチの特徴。レバーを保持するための小さなナイロンテープ。
DM25ポーチや4連フラバンポーチにも同様に付いています。
(例によって代打のDM51)
やっぱり一つは持っておきたいスモーク系ポーチ。
プレキャリやリグに組み込んでおくと雰囲気がぐっと良くなるんですよね~
というかDM25用が欲しいです……
なかなか手に入れる機会がないんだな(;´Д`)
(中身がどうこう言ってはいけないぞ)
Tschüs!!
2015年09月16日
デカポリ袋
Lindnerhof Taktikの新旧Mehrzwecktasche(ユーティリティポーチ)を比較するぜ!
左が初代(LT021 ※)、右が2代目(LT021/II.)
※追記:タグを見る限りでは古い方にはGen.2を示す記号が入っていないのですが、
この時点ですでにGen.2仕様になっている可能性がありますので、そのつもりでご覧ください。
※※さらに追記:どうもGen1モデルはパルステープが横4コマになっているもののようです。
したがってここで取り上げているモデルはGen2の旧マテリアルモデルです。
LHT製品はある時期を境に生地等のマテリアルが一新されるのですが、
この2つは丁度変更前のモデルと後のモデルとなります。
変更前はきめの荒い生地であるのに対し、新しい方はきめの細かい生地。
ナイロンテープも変更前は繊維が荒く、新しい物より緑っぽいですね。
MOLLEへの固定はお馴染み(血反吐)マリスクリップで。
ポーチ外面の造形は新旧でほとんど変わっていませんね。
2代目は今年製のオレンジタグです。
mit Reissverschlussは「ジッパー付」という意味。
(ファステックス開閉のMehrzwecktasche=LT013が存在するゆえ)
初代の方は狙っていた09年製。タグは内側に縫い付けられていましたが放出品ゆえ割愛。
世代による違いではありませんがごく最近の製品のジッパータブは、
パラコードではなく樹脂製になっています。
横から見るとサイズが微妙に違うのが分かるかと。
中身はシンプルで、どちらもMOLLE側にエラスティック、マリスクリップ側にベルクロ面、
底面近くにD環が縫い付けられています。
D環やエラスティックはともかくベルクロ面は何に使うのか……
細かな違いですが、初代の方には裏地(?)があるようです。
ベルクロの面積も初代の方が大きいですね(色も違う)。
~使用の様子~
シンプルなユーティリティなだけあってLHTプレキャリと一緒によく見られます。
何を入れても良いと思いますが、特殊部隊を取り上げたドキュメンタリー映像を参考に、
メディックポーチとして使ってみようかと。
ポリ袋にメディックキットを詰めた状態で収納してるんですよね。
しかしこのポーチ、世代による違いがほとんど間違い探しレベルですね。
他のマグポーチなんかはもっと激しい変更点があるのですが……
これは単に前述のマテリアルの変更に引っ張られた結果なのか、
う~んまた次回にじっくり考えてみようかな。
記事を書いていてやっぱり他のポーチとも比較してみた方がいいかなと思ったのでまたの機会にユーティリティだけまとめるかもしれないっす
Tschüs!!