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Posted by ミリタリーブログ at

2021年11月28日

Gamaschen




ちょっとしたアイテムですが連邦軍の支給Gamaschen=ゲイターを入手しました。

ゲートル、スパッツなど呼び方は様々ですが主に足首を保護するためのカバーです。


英語圏ではゲイターとスパッツを区別しているようですが、ドイツ語圏においてはGamaschen一択で特に呼び分けていないようです。

海外オークションに出品されていたのを見かけて珍しいなと思って落札したのですが、
国内のショップで普通に取り扱っていましたね……まずは国内市場を確認しましょう。








正式には「Nässeschutzgamaschen」と名付けられていることから
連邦軍では主に防雨用途として位置づけられていることが分かります。

外側の生地は丈夫なナイロン生地で、内側は防水系の素材のようです。
防雨は当然、ブーツの擦過防止や小石の侵入防止にも役立つでしょう。








ジッパーは上から下へ閉める方式で防雨のためベルクロも併用します。
上端には絞り紐が付いており、足首には強めの絞りゴムが入っています。

下側に付いている2本の紐は靴底にぐるっと回して縛るためのものです。

ベルクロを閉じる向きが左右で違うので購入の際は組み合わせに注意。

サイズは長さ40cm、44cm、48cmでそれぞれ太細があり計6サイズ展開。








M2007ブーツに付けてみるとこのようにきれいな円筒形になります。
靴紐の部分までしっかり覆うつくりになっていることが分かります。

用途的にはカットの低い山岳ブーツにこそ適しているのでしょう。








下側に付いている紐は一周回して靴底側ではなく靴紐側で結びます。
こういうのって使っているうちに紐が切れないか心配になりますよね。









下端側に金属のフックが付いています。位置的に靴紐に引掛けるもの?









一般的な追加装備として規定されていますがよく見るのは山岳部隊くらいです。
どの部隊にも支給されるわけではなく指定された部隊にのみ供給されるようです。

状況としてはシンパテックスパーカー/ズボンと併用されることが多い気がします。


雨天時は当然ですが雪がブーツ内に入るのを防ぐためか降雪時にも着用が見られます。








妥当性が分かりませんが空挺学校の人員(?)から。
一応山岳以外の部隊でも見ることはできますね。








Tschüs!!
  
Posted by Nekotin at 17:31Comments(0)ブンデス衣料