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Posted by ミリタリーブログ at

2019年02月16日

40mm




あると地味にうれしいアイテムを入手。

BW官給の40mmグレネードバンダリア(Tragegurt)です。


AG40(HK69やAG36)で運用される40mm擲弾を携行するために生み出されました。









6本の樹脂パイプにナイロンテープ製のフラップとベルトを取り付けた構造。
ベルトにはバックルなどはなく縛って着用することを想定しているようです。

簡素なのか凝ってるのかなんとも判断し難いつくり。









ベルクロがパイプにホチキスの針のようなもので留められており興味深い。

この樹脂パイプ構造、弾頭の保護には良さそうですが安定性に欠けますね。









本当にただのパイプです。まぁそれを言ったらランチャーもただのパイプなんですが……








使いにくそうに使っているのをよく見かけます。携行数的にも現代戦ではちょっと厳しいかも。
ギアブランドのナイロンバンダリアにおいては倍の12本携行が当たり前となっていますからね。

GraPi(HK69)と一緒に導入されたと考えると70年代半ばに出現したアイテムかと思われます。
参考になる運用画像が見つからないのですが一応80年代のマニュアルでは確認できます。










マニュアル的には襷掛け推奨なのですがパイプ配置の関係で半分は背中側に回っちゃうんですよね。

そのままでは使いにくいのか、バラされて単体でIdZなどにタイラップで縛り付けられてたりもします。








Tschüs!!
  
タグ :GraPiAG40HK69

Posted by Nekotin at 19:30Comments(0)ハーネス/ベルト

2017年07月05日

挿すサスペンダー




Hosenträger=サスペンダー

ただのナイロンテープの縫い合せ、といえばまぁそんなもんなんですが……







なんでそんな検索ワードで来られるんだよ


ベルトやホルスターなど腰回りに関心が集まっているらしいので吊りアイテムでアクセス数を稼ごうぜ。







オレンジ色のラベルが無ければ絶対に買わなかったでしょう、単純なH型サスペンダーです。






この手のアイテムに求めるのも間違いなんでしょうが背中側のサスペンションが唯一の特徴か。

ナイロンテープを波状にし、裏面からエラスティック素材を縫い付けて伸びを許容する構造です。
このエラスティックは色や質感が裾ゴムとくりそつなので同じマテリアルなのかもしれませんね。







実はウクライナレプも持ってたんですよ。烏レプはやっぱりエラスティック素材の再現度がね……






Gen.V系キットに含まれてるってことで入手したのですが2012年時点では既出だったのか。
納入がされる以前のものですがカタログやウェブショップでは見ない類のブツなんですよね。







Hosenträgerってことでホーゼ吊れるだろうと思ったんですがそもそもEKHのD環は2か所しかない。






ホーゼ用サスペンダーとしてはボタンで吊る伝統的なタイプがありますからね。
このモデルは新しいタイプでしたっけ?







それもそのはず、ホーゼを吊るためのHosenträgerではなくMOLLEベルト用なんですな。
旧型MOLLEパッドベルトだと3か所に吊り輪があるんですが新しい方にはそんなものない。
ということはMOLLEに挿し込んでまるごとループさせて接続するってことでいいわけだな。



使用例……

わざわざサスペンダーなんて使わないのか、かえって着用が不便になるせいなのか、
Gen.5まわりを観察してもこれといって記憶に残るような使用は見られませんでした。

そのうちポッと出てくるかもしれません。





……と記事書いていたらTdoTで出てきました、よかったね



Tschüs!

  

2015年12月30日

Gürtel BW



最近重めのネタが続いたので軽く衣料品について。




ホーゼ(ズボン)用の官給ベルトで"Textilgürtel"などと呼ばれるものです。

西独時代の装備品にFeldkoppel(フィールドベルト)がありますがそれとは別物(サイズ、特に幅が違います)。

(ニュアンスとしてはGürtelがズボン用、Koppelがサスペンダーキット用といった感じ)







サイズは異なりますがFeldkoppelと似た構造でフックを引っかけて着用するスタイルです。

これでもしっかりテンションを利かせていれば外れることはありません。

バックルをスライドさせて無段階の調整が可能です。

(調整とは別にいくつかのサイズが存在します)







供給元のスタンプ”HEUER”

ベルト幅は33mmなので官給品はもちろん様々なホーゼに流用できます。







Swift Response 2015から。

ベーシックで古典的な官給品なのでいろんなところで見かけるんですが、
あえてギャップを狙っていくのもありですね。

バックルの塗装が剥げて金ピカになってくるとクールなんですよ。



ちょっと前までは日本でも千円程度で手に入ったんですがあまり見なくなりましたね。

eBayだと3~5€程度でUsedが手に入ります。


見えない部分のオシャレとしてもお勧めできますし、
BWなベルトで悩んでいる方はぜひどうぞ。




Tschüs!!



  

2015年07月12日

タクティカル帯


Lindnerhof Taktik製モジュラーベルト

LHTのモジュラーベルトにはソフトアーマー挿入のバリスティックタイプとそうでないものがあり、
これは後者で09年のGen2モデルであります(現行はGen3モデル)。




元ネタは例によってTactical Tailorのモジュラーパッドベルト。

縁にはサスペンダー用であろうトリグライドが3か所設けられています。

対応のサスペンダーも存在するかと思いますが古い年代の物なので……







バックルはUTX。長さ調整は片側からのみと少し変わった構造です。

余ったテープはパンツァーテープで留められていたようですが(ベタついてたので)、今回は裾ゴムで処理しました。

本来この位置にはトリグライドが付いていたんじゃないでしょうか。







レイアウト(置いてみただけ)。あれ、こんなもんだっけ?

とも思いましたがまぁこんなもんでしょう。ホルスター吊るためだけに用いるような感じですね。

(ジャケットスロットの取り外しが大変面倒なため)


プラスアルファで小さ目のユーティリティやグレネードポーチを付けて密度を増してもいいかも。






―使用状況―

う~ん、正直特殊部隊や準特殊部隊あたりを見てもそんなによく使われているモデルではありません。

それでも一応納品番号付なので部隊によって調達されたことは間違いないでしょう。





新しいモデル(Gen3)の可能性もありますね。

プレキャリやアーマーの類と違って特徴が出にくいので見つけるのは大変です。


特殊部隊ならバリスティックタイプのカーキを用いるのがマストかと。



Tschüs!!


  

2014年10月07日

Yates ベルト&セーフティランヤード


空中展開シーンを演出するアイテム…




リガーベルト(ラペルベルト)、緊急時には簡易ラぺリングハーネスとして機能するとのこと。

私はもっぱらズボン用ベルトとして使うつもりですが。



セーフティランヤード(パーソナルリテンションランヤード)、言ってしまえば安全帯です。

主にヘリ等の乗り物や高所からの落下防止に用いられるそうです。




Kong社製TANGOダブルロッキングフックは通常用いられるカラビナより堅牢との評判ですが、実際のところどうでしょうね。

性能の事はよく分かりませんが使いやすくはありますし、デザイン的にもかなりカッコイイ、目立つ……




双方ともYates製のものをチョイスしてみました。

Yatesのコヨーテはかなり好きな色だったり。


今回、カラビナを装着する三角形リングにランヤードを接続してみました。

航空機からの落下防止ならこんな感じで大丈夫ですよね?



使用例:本当にYatesかな……自信が無いのですがそれっぽいものということで


コブラバックルですね。コールドレスポンスでのEGB降下猟兵。

彼ら、ヒューイからファストロープで展開していましたが、そういったシーンを演出するのには丁度良いアイテムです。






こちらもコブラバックル。KDZのおそらくSchutzKpでしょう。メルケルが視察に現れた際の装備。

ランヤードも多分Yates


ヘリ展開の機会が多い猟兵、降下猟兵の皆様いかがでしょう?



Tschüs!