2016年01月15日
お前がOMEGAになるんだよ!
購入から1年ほどほったらかしていたアイテム…
衝動買いしたものって放置気味になりますよね。
75Tactical OMEGA
75Tacticalは個性派ぞろいなドイツギアブランドの中でもとりわけ変わり者な印象。
特徴的なナイロン製品を数多くラインナップしておりBWにおいても広範囲で用いられております。
OMEGAはSK1とSK4を併用するボディアーマーなのですが
基本コンセプトは中身をIdZアーマーから流用することにあります。
簡単に言えばBWお墨付きの抗弾性能はそのままに
モジュラーをMOLLEにしてしまおうというアイデアですね。
実はOMEGAには「1」から「4」までのモデルがあるんですが
「3」と「4」に関してはここで紹介するものとはほとんど別物です。
(OMEGA200というモデルもありますが基本デザインがSIGMAなんでこちらもあまり関係なさそうです)
このOMEGAは「1」か「2」のどちらかだと思われるのですが
はっきりとどっちがどっちか示した資料が見つからないので
この記事では特に明言しないことにします……
「1」と「2」の違いについての参考
ただし本人曰く「1と2が逆かも」
他MOLLEテープに差異がみられるモデルも存在するため……よくわからん
追記:OMEGA専門家による考察 ・世代差について ・サイズ差について
前面のMOLLEパネルはベルクロとファステックスでくっ付いているので
必要に応じてドロップしてスリックアーマーにしてしまうことができます。
前面ポーチ類ごとすぐ着脱できるので車両関係の隊員には需要のある機能でしょう。
実際マーダーの搭乗員などはドロップした状態で運用することも。
SK4を収納するポケットもこの状態からアクセスできます。
前面MOLLEの隙間にひっそりついてる小さなベルクロはおそらくこういう用途。
その上のベルクロベースは大きめなのでいろいろ貼って遊べます。
触れておくべき機能の一つにクイックリリースが。
CIRASなんかと似た方式ですがリリースケーブルが被膜されたワイヤーなどではなく
テープ状に縫われたナイロン生地なので大分動きが悪いです。
いざというとき上手く引き抜けるかな……?
特筆事項としてLHT Gen4プレキャリのように背面下側にもドラッグハンドルが伸びております。
ブランドタグは背面内側に。
タグやラベルの類はこれだけで、「1」か「2」かはっきりしないのもそのせい……
ブランドタグ下のラベルはサイズ表記です。
サイズは大小で2種あり、これは2=ラージサイズ
スモールにしろラージにしろ横9コマMOLLEなのでその辺のアーマーより1回り大きい。
75Tactical製品の特徴、2本のMOLLEテープを1本のナイロン生地にまとめて本体に縫い付ける手法。
(同ブランド製品の謎として同一個体なのにマテリアルの色が違うというのも……テープとかベルクロとか)
~~使用状況~~
ある程度まとまった数が特定の部隊で用いられている様子はありますがそれを除けばまぁチラホラ見かける程度ですね。
その中には空挺や猟兵、空軍保安部隊、海軍沿岸部隊などの例があります。
で、特定の部隊というのが2011年8月に派遣されたTF KDZ(Kunduz)の一部。
以下のフォトはPzGrenLBtl92(と思しきもの)から
この時のTF KDZはPzGrenLBtl92が戦闘部隊の主幹となったようですので、
これらOMEGA集団も装甲擲弾兵だと思われます。
ゴツいアーマーなのにCrewmanヘルムとの相性がとても良い。
マーダー周辺で見られることが多く、この手のCVCヘルメットは象徴的なアイテムと言えるでしょう。
826ヘルムとの相性も抜群。
どんな装備と合わせても安定したかっこよさを演出してくれるのがOMEGAなんです。
こちらのフォトではワッペンにも注目。
こちらはPzGrenLBtl92とはっきり分かっているフォトです。
中佐や大尉が着用しているくらいなのでかなり広範囲にわたって供給されたのではないでしょうか。
やはりIdZの中身流用がウケた?
これは今後の目標の一つとして……OMEGA関連を調べるとよく出てくる方。
隊長風のセットアップですね。マーダーのコマンダーじゃないかと。
現在のOMEGAの様子
目標とは何だったのか……
ポーチは注文してあるのでまた近いうちに
Tschüs!!