2014年08月01日
楽しい!? 夏のキャリング&パッキング
最近はどういうわけか筆が乗っています。体が夏になったせいでしょうか?
雑納には一体何が詰まっているのだろう?_____多くの人がこの謎にぶち当たったかと思います。今回はそんな疑問をBW公式文書「ZDv 37/10」(2003年版)から解き明かしつつ、その他装備品がどのように収納されているか見てみようと思います。
一般基礎訓練の様子
システム95キャリングキット
・雑納(Mehrzwecktasche)はベルトの後ろに付ける。
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
雑納の中身は
・調理器具
・エスビット(調理用燃料)
・カトラリー(食器)←必要に応じて
・銃のクリーニングキット
・予備の弾薬/弾倉
・非常食
・スプレッド缶(パンに塗るアレ)
・ランプ/ライト
・ロープ
・カラビナ
でした。
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
・水筒は体の右側に付ける。
・折り畳みスコップは戦闘用リュックサックのポケットに。(スコップケースはリストラでしょうか?)
・マガジンポーチはベルトのファステックスの両側。
・ガスマスクバッグは体の左側に。
↑展開図にするとこのような感じでしょうか(MZ-tasche=雑納。Feldflasche=水筒。ガスマスクバッグは肩に掛ける場合もあるので省略しました)
マガジンポーチはG36のものを4個という想定で
実際にはポーチの配列は状況に応じて様々に変化しますが、ガスマスクバッグは必ずと言っていいほど左側に見られます。
↑近年ですとnSAK(新射撃訓練コンセプト)に基づいてこのような配置にされることもあります。(タクティカルな配置になっています)
nSAKの様子です。P8ホルスターがG36マグポに挟まれているのが分かると思います。
衣服(パーカー、ジャケット、ズボン)
・上着左胸ポケット:身分証や対NBCポケットカード(ポケットガイドブック的な物)。メモ帳や筆記用具。分隊長などはコンパスや笛などの機器も。
・上着右胸ポケット:サングラス(Schutz- und Sonnenbrille)。他、個人の必要に応じて。
・腕ポケット:コンパス、耳栓など。
・上着内ポケット(古いタイプの場合):身分証明書、予防接種記録(内ポケットのない新しいタイプでは右胸ポケットに入れます)。
・ズボン左ポケット:耳栓。虫よけ網(頭にかぶる物かと思います)。
・ズボン右ポケット:ハンカチ。
・ズボン左カーゴポケット:包帯、火傷用包帯、アトロピン(神経ガスに曝された際に打つものだそうです)、ピリドスチグミン錠剤(抗化学兵器剤のようですがよく分かりませんでした)、スカーフ(三角巾として?)。
・ズボン右カーゴポケット:NBC用以外のポケットカード、ひも付きのナイフ、手袋、野戦帽/ベレー。
ボディアーマーなどを着用した際に上着に収納されている物がどこへ移動するかは分かりませんでした。実際、このような規則に正しく従っているかどうかも不明です。
ラックサックの中身についても書いてありましたが、35リットルのRucksack krein(Jägerrucksack)と大型のKampfrucksackの記述が混ぜられていたので簡単に。
・内側パーティション:テントとそれに関わる機器。
・メイン収納スペース:オリーブの下着上下、ハンカチ(2枚)、タオル、トイレタリー、EPA、プルオーバー(セーター)、野戦ポンチョ。
・外側ポケット:予備マガジン、靴下(1足)、簡易裁縫セット、靴のクリーニングキット。
・フラップ(←丸めて挟み込むということでしょうか?):雨天用スーツ(シンパテックスのパーカーおよびズボン)、(必要に応じて)防寒着、寝袋、NBC防護服。
・その他:丸太など
「みんな丸太は持ったな!!行くぞォ!!」……スタイリッシュ丸太スペシャルフォース
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
現在のBWでは部隊購入品や私物が多く見られ装備も三者三様ですが、たまにはこういった杓子定規な型にはまるのも悪くないでしょう。
というより最新装備集めに精神を擦り切れさせた人が己の心の平穏を保つためにまったりとシステム95を収集している印象でしょうか。
しかしこうしてみると古典的な装備も結構大変そうじゃない……
私はせめて普段潰れたままになっている雑納を膨らませられるようにはなりたいですね。(よわい)
チュース!
雑納には一体何が詰まっているのだろう?_____多くの人がこの謎にぶち当たったかと思います。今回はそんな疑問をBW公式文書「ZDv 37/10」(2003年版)から解き明かしつつ、その他装備品がどのように収納されているか見てみようと思います。
一般基礎訓練の様子
システム95キャリングキット
・雑納(Mehrzwecktasche)はベルトの後ろに付ける。
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
雑納の中身は
・調理器具
・エスビット(調理用燃料)
・カトラリー(食器)←必要に応じて
・銃のクリーニングキット
・予備の弾薬/弾倉
・非常食
・スプレッド缶(パンに塗るアレ)
・ランプ/ライト
・ロープ
・カラビナ
でした。
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・水筒は体の右側に付ける。
・折り畳みスコップは戦闘用リュックサックのポケットに。(スコップケースはリストラでしょうか?)
・マガジンポーチはベルトのファステックスの両側。
・ガスマスクバッグは体の左側に。
↑展開図にするとこのような感じでしょうか(MZ-tasche=雑納。Feldflasche=水筒。ガスマスクバッグは肩に掛ける場合もあるので省略しました)
マガジンポーチはG36のものを4個という想定で
実際にはポーチの配列は状況に応じて様々に変化しますが、ガスマスクバッグは必ずと言っていいほど左側に見られます。
↑近年ですとnSAK(新射撃訓練コンセプト)に基づいてこのような配置にされることもあります。(タクティカルな配置になっています)
nSAKの様子です。P8ホルスターがG36マグポに挟まれているのが分かると思います。
衣服(パーカー、ジャケット、ズボン)
・上着左胸ポケット:身分証や対NBCポケットカード(ポケットガイドブック的な物)。メモ帳や筆記用具。分隊長などはコンパスや笛などの機器も。
・上着右胸ポケット:サングラス(Schutz- und Sonnenbrille)。他、個人の必要に応じて。
・腕ポケット:コンパス、耳栓など。
・上着内ポケット(古いタイプの場合):身分証明書、予防接種記録(内ポケットのない新しいタイプでは右胸ポケットに入れます)。
・ズボン左ポケット:耳栓。虫よけ網(頭にかぶる物かと思います)。
・ズボン右ポケット:ハンカチ。
・ズボン左カーゴポケット:包帯、火傷用包帯、アトロピン(神経ガスに曝された際に打つものだそうです)、ピリドスチグミン錠剤(抗化学兵器剤のようですがよく分かりませんでした)、スカーフ(三角巾として?)。
・ズボン右カーゴポケット:NBC用以外のポケットカード、ひも付きのナイフ、手袋、野戦帽/ベレー。
ボディアーマーなどを着用した際に上着に収納されている物がどこへ移動するかは分かりませんでした。実際、このような規則に正しく従っているかどうかも不明です。
ラックサックの中身についても書いてありましたが、35リットルのRucksack krein(Jägerrucksack)と大型のKampfrucksackの記述が混ぜられていたので簡単に。
・内側パーティション:テントとそれに関わる機器。
・メイン収納スペース:オリーブの下着上下、ハンカチ(2枚)、タオル、トイレタリー、EPA、プルオーバー(セーター)、野戦ポンチョ。
・外側ポケット:予備マガジン、靴下(1足)、簡易裁縫セット、靴のクリーニングキット。
・フラップ(←丸めて挟み込むということでしょうか?):雨天用スーツ(シンパテックスのパーカーおよびズボン)、(必要に応じて)防寒着、寝袋、NBC防護服。
・その他:丸太など
「みんな丸太は持ったな!!行くぞォ!!」……スタイリッシュ丸太スペシャルフォース
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現在のBWでは部隊購入品や私物が多く見られ装備も三者三様ですが、たまにはこういった杓子定規な型にはまるのも悪くないでしょう。
というより最新装備集めに精神を擦り切れさせた人が己の心の平穏を保つためにまったりとシステム95を収集している印象でしょうか。
しかしこうしてみると古典的な装備も結構大変そうじゃない……
私はせめて普段潰れたままになっている雑納を膨らませられるようにはなりたいですね。(よわい)
チュース!
Posted by Nekotin at 19:45│Comments(0)
│ドイツ連邦軍