2016年03月20日

ObjektschutzなPR/CR

今日は空軍の、戦闘救難なことを少し。

私は集めたミリフォトを兵科ごとに分類しているんですが、空軍は「空軍フォルダ」のみでそれ以上の仕分けはしていないんですよね。そんな空軍フォルダをなんとなく眺めていたら、やっぱりちょっと気になる点が。以前からどことなく香っていた違和感なんですが……



HSG64のKampfretterの他にObjSRgtも戦闘救難用の戦力を持っている?


Kampfretterについては前に取り上げたとおり。

改めてきちんと調べたところObjSRgtもPersonnel Recovery(PR)やCombat Rescue(CR)に関わる部隊を保有しているようで、
”PR-Team”や”PRCR-Team”と呼ばれているようです。PR-Teamは8名1組で、チームリーダーとサブリーダー、通信手、2名の救護隊員、2名の護衛隊員、1名のDMR射手で構成されるとのこと。
(ISAFのマザリシャリフ派遣に派遣されたチームやCJPRSCに参加した部隊はおそらくObjSRgtの方)


※追記:HSG64の方は2016年に初めてアフガンに派遣されているので

※追追記:どうもPRチームの人員は空軍(ObjSRgt)のみから提供されるというわけではない様子。2018年のMeSのPRチームにはFschJgRgt31の第3中隊の隊員が提供されています。



ObjektschutzなPR/CR@Bundeswehr
マザリシャリフのPR-Teamから。HSG64 Kampfretterの方ではOR-6(Fw)以上の階級かも?と書いたんですがこちらではStabsgefreiterも見られます。HSG64 Kampfretterとは隊員の保有資格なども変わってくると考えられます。


HSG64のKampfretterとの棲み分けはまだあいまいで把握できていないんですがHSG64 Kampfretterの方が多少特殊寄りになるかもしれません。CH-53を装備している部隊がHSG64のみなのである程度の兼ね合いはあると思われます。
(両部隊の人事的な行き来も想像できます。Kampfretterの方ではあからさまに特殊部隊から異動してきたような人もいますし……)



ObjektschutzなPR/CR
ObjSRgtの方(と思われる)。見た目での判断は難しい……

装備的な面でもかなり紛らわしく、APHが支給されている様子だったりLHTプレキャリ(Gen4など)を多用していたりでぱっと見の区別はつきにくいのですが、コールサインパッチである程度判定できそうではあります。





新しい装備のテーマにいかがでしょう?
HSG64 Kampfretterと異なる点はさらに追求する必要はありそうですが……



Tschüs!!





同じカテゴリー(考察)の記事画像
ドイツ連邦軍のキャリアと階級
G36小ネタ
Lines of Gear
Battle Display Kit List 01
掩体壕と塹壕
EEH-BとFirst Responder
同じカテゴリー(考察)の記事
 ドイツ連邦軍のキャリアと階級 (2021-12-05 17:16)
 G36小ネタ (2021-09-17 21:16)
 Lines of Gear (2020-11-20 21:07)
 Battle Display Kit List 01 (2020-05-24 18:02)
 掩体壕と塹壕 (2019-05-29 21:44)
 EEH-BとFirst Responder (2019-04-17 19:21)
Posted by Nekotin at 10:41│Comments(0)考察
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。