2014年08月23日
BRISTOL ARMOUR 【 ブリストルアーマー 】

1993年のソマリア派兵に先立って調達された英国MEGGITT製ボディアーマー「BRISTOL ARMOUR」
80年代末に導入されたSplitterschutzweste(防破ベスト)のSK1レベルのソフトアーマーは、砲弾や手榴弾の(爆発によって飛来する)「破片」を防ぐことが可能であったものの抗ライフル弾性能に劣っていましたので、危険度の高い海外派兵に向く物ではありませんでした。90年代初頭になり、海外派兵の必要性が増してきたというところで(ここがソマリア派兵のタイミングとなるのですが)、BWはてっとり早く抗ライフル弾性能を持つボディアーマーを英国MEGGITT社に要求し、当時ほかのどのようなボディアーマーより優れた耐弾性能を持つブリストルアーマーを採用しました。
ブリストルアーマーは1998年からSchutzweste STへ順次置き換えられるのですが、2003年頃まではその姿を見ることが出来るみたいですね。
英国製ゆえDPM柄です。最近のBWマルチカムスタイルがどうのこうのってレベルじゃない……。
なんで私はDPMナイロンなんか持ってるんだ!?
……
構造的にはほぼSchutzweste ST、というかSTの元ネタがこれ。
SK1ソフトアーマーとSK4プレートを前後に挿入できます。
マグポーチ(?)……なにを想定して設置したのか不明ですがG3やG36の弾倉を(無理矢理)入れることが出来ます。
背面。SK4プレートの収納スペースが分かるかと思います。前後両面の下部にベルトループが備わっているのですが、システム95系ベルトは幅が足りず保持できません。
背面にはSEM52が収まりそうなポケットが。入れ口はゴムで絞られています。
BRISTOL ARMOUR(直球)
ラベル下には持ち主の情報を書く欄がありますが、この個体は新品なためか記入はありませんでした。
NSNの国籍識別番号(NCBコード)は「99(=英国)」でした。
「SK2も挿入できるぜ!」という文もあります(SK2がどんなものかは知らない……)。
Schutzweste STと同様、ジッパーでグローインアーマーを追加できます。
存在感あります。グローインにはSK1ソフトアーマー、SK4プレートの両方を収納可能。
この点もSchutzweste STに引き継がれています。STではファステックスですが。
その横のタブは何に使うか不明。
黄色い肩当てもブリストルの特徴。この部分、使い込むと黒くなります。

ソマリア派兵(UNOSOM2)で導入された~と上で書きましたが、
第261降下猟兵大隊第3中隊とのことでしたがUNベレーでないのでもしかしたらIFOR等のNATOミッションの画像かもしれません。
F1らしき上着を着ているみたいなので、このブログではソマリアと言うことにしておきます。
追記:IFORの画像のようです。F1はKFORなんかでも使われたみたいですね。
さらに追記:う~ん、やっぱUNOSOMⅡで。腕章が気になるw

KFORから。チェックポイント配置やパトロール等の危険性の高い任務に従事する部隊にブリストルが支給されたのだと思います。

こちらもKFORでしょうかね。グローインの使用が分かると思います。

ISAFから。派遣初期の隊員が部分的にブリストルでした。ポーチにG36のマガジン。
その他、SFOR、マケドニア派遣などで見かけます。(そういえばマケドニアで「ブリストル vs G22」実験を行った兵士たちがいましたね……)
90年代の海外派兵はこれがあればだいたい再現できそうです。システム95系ロードキャリアとの組み合わせもOK
今回ブリストルアーマーを2着入手しまして、綺麗な1着(ブログで使用)はよそへドナドナしました。
私の手元に残ったのは大分ボロいのですが……まぁ機会があればお見せしましょう……。
(ボロい方は脇腹にベルクロ付きの革の継ぎ足しが縫い付けられておりました。ウエストの大きな人が身に付けていたのでしょう……)
今回は中央揃えにしてみました。結構見やすくなったと思いますがいかがでしょう?
Tschüs!!