2015年07月19日
BW的擲弾発射
当ブログではあまり取り扱うことのない兵器の類
(多くの装備系ブログも同じかと思いますが……)
今回はGraPi(=Granatpistole)やAG40-1などと呼ばれる40mmグレネードランチャーを扱ってみましょう。
そうですね、HK69(A1)です。このトイガンはCAWからモデルアップされたもの。
カンプピストル由来と思しきブレイクオープン機構が特徴で、ピストルタイプの割に大きく迫力を感じさせるスタイル。
ストックは3ポジション。90度捻ることによって伸縮させることができます。
この機構のおかげでボディアーマーの上からでも構えやすそう。
ハンマー周り。ストックチューブの直上にあるのがシングルアクションのハンマー。
その上に跨るようにして設置されているのがバレルのロッキングレバーです。
特徴的な可倒式サイト。350mまで飛ばすにはかなりの仰角が必要だと分かります。
標的が遠くなるにつれノッチが左へ偏移しているのが分かるかと思いますが、
これはライフリングによる回転の影響で弾が右にカーブ(※)していくため。
(※定偏などと呼ばれるものでプレセッション効果とポアソン効果により右回転なら右側へ、左回転なら左側へカーブします。古いライフルのタンジェントサイトやラダーサイトにも定偏補正が付いていたり)
根元には水平射撃および近距離用のフリップアップサイトが設けられています。
40mmグレネードランチャーのコンセプトは手榴弾と迫撃砲のギャップを埋めることで、
(BWでは1974年に)機関銃陣地や狙撃手の潜伏場所を丸ごと吹っ飛ばすために導入されました。
(一応対装甲戦闘も視野に入れられているようですが効果のほどははたして……)
~使用状況~
古いフォトは見つけにくいので最近の物から……。Feldberg2013から多分猟兵。
トリガーガードにタックリンクを付けて保持しているのですが、
装填は射撃の直前に行うようなので暴発の心配はないと思います……。
(P8でも見ますよね、トリガーガードにカラビナ……)
KFORから。CRCにも用いられるためコソボ界隈でもよく見られます。
専用のホルスター(キャリングケース?)が存在するので是非入手したいところ。
専用のスリングもあるんでしょうかね。
CRCではCSガスカートリッジやゴム製のインパクトカートリッジを用います。
攻撃用の破片榴弾や成形炸薬弾は40mmx46サイズなんですが、
CSガスカートリッジは40mmx123と長くなっていたり。
ジャンクという形での入手ではありますがこのパワフルな存在感には満足しています。
撮影会に向けてグレネードバンダリア等の周辺装備も揃えていきたいですね。
Tschüs!!
Posted by Nekotin at 16:19│Comments(0)
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