2015年06月27日

Zentauronポーチを触ってみる



ドイツの新興ナイロンギアブランド“Zentauron”


今回はZentauronのオープントップマグポーチを入手したので使用感を確認してみましょう

Zentauronポーチを触ってみる
こんな感じ


Zentauronポーチを触ってみる
ナイロンとカイデックスホルダーをゴム紐で複合した構造。

これはG36マグ対応型ですがラインナップにはG3用、G28(HK417)用などが存在します。




Zentauronポーチを触ってみる
背面のMOLLEテープは20mm幅。ピッチも20mmでこれはIdZ規格に対応させたものであるようです。

細いテープなのでMOLLEウェビングへの着脱はとても楽ちん





Zentauronポーチを触ってみる
さてHSGIのTACOを彷彿させるこのポーチなのですが、
TACOとは異なりゴム紐がカイデックスの内側を通る作りとなっています




Zentauronポーチを触ってみる
内側の様子を再現するとこの通り。マガジンに触れているのはカイデックスではなくゴム紐の方。

出し入れの際にはこのゴム紐が防塵リブに引っかかってしまうという何とも評価しにくいデザインです……

素早く上にスルッと抜ける様を想像していたのですが、
マグを左右にグリグリ振らないと抜けてくれません。


この引っ掛かりをスムーズな出し入れを阻害する邪魔者と捉えるか、
マガジンの保持に必要な抵抗と捉えるかは人によるかもしれませんね。




Zentauronポーチを触ってみる
標準マグより出っ張りの少ないP-MAGでも結局のところマグキャッチ用の張り出しが引っかかって抜きにくいという……

(多少マシにはなります)




出っ張りのない物を収納するのには適してるんですよね。
これを買った理由もEGB降下猟兵がラジポ替わりにモトローラを突っ込んでたからで。


Zentauronポーチを触ってみる
代打のMBITR

……う~んマガジンよりしっくりくるなぁ、ゴム紐が滑って抜け落ちやすくはあるけど



Zentauronはこの商品をマグを素早く抜くために開発したと説明しているのですが、
実際の構造としては突起の多いG36マグの弱点を逆の意味で的確に突いています





Zentauronポーチを触ってみる
ちなみにゴム紐の末端は特に何の処理もされておらずポーチ底部の隙間にねじ込まれてます

引っ張り出すとゲンゴロウみたい

(ゴム紐が勝手にカイデックスから抜けてしまうということはなさそう)





とりあえず使用例を挙げて微妙な空気をごまかす

Zentauron製品と言えばプレキャリ(Vulcan)やチェストリグといったプラットフォームはあまり見かけないのですが、
マグポーチやヘルメットカバーなどは結構使われているみたいですね


Zentauronポーチを触ってみる
TF MeSから2011年頃。ミリフォトではこれぐらいの時期から見られるようになってきます。

Zentauron設立が2010年なので当時最新のギアというわけですね。

まぁこの人↑は後にTACOポーチを使うようになるのですが






BWなナイロンギアが欲しいという方にとっては決して悪いものではないと思います。

日本にも取扱店がありますので興味のある方は智葉屋へどうぞ




Zentauronポーチを触ってみる
追記:ゴムを緩めてカイデックスを広げ気味にすると大分抜き差しが容易になります。

単純すぎて逆に気付かなかったというか、実用すれば良い感じにこなれて取り出しやすくなるのではないでしょうか









Tschüs!!



タグ :Zentauron

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