2015年02月03日
Fallschirmjägerregiment 31
BWの新しい部隊「第31降下猟兵連隊」の記事がいつのまにか公式WEBサイトにアップされていたので少しばかりの情報ですがまとめてみました。
Fallschirmjagerregiment 31(第31降下猟兵連隊)は昨年9月に活動を終了した第31空挺旅団の再編によって生まれた部隊です。
第313、373降下猟兵大隊から戦闘部隊が、第272空挺支援大隊から兵站部隊と医療部隊が組み込まれました。
ワッペンは……第313降下猟兵大隊(と第272空挺支援大隊)のライオンと第373降下猟兵大隊の鷲を組み合わせてグリフォンを意匠としたようです。
編成の様子はこちら↓
第31降下猟兵連隊は次の部隊から成り立っています。
・連隊本部(図では省略)
(図、左から)
・第1中隊(本部管理中隊):その他の部隊における第1中隊同様、連隊を運営・管理するための本部管理中隊。通信システムを構築し連隊の指揮を行います。旧第313、373降下猟兵大隊の第1中隊、旧第272空挺支援大隊の一部から構成されているものと見られ、中隊指揮本部や通信小隊はもちろんK9小隊、パスファインダー小隊、輸送小隊がここに属していると考えられます。また空挺輸送設備は空挺兵站中隊(後述)、医療部隊は空挺医療中隊(後述)に置かれます。
・第2、3中隊:所謂EGB中隊です。詳細な編成は調べきれませんでしたが旧第313、373降下猟兵大隊のEGB中隊が元になっているはずです。
・第4、5、6中隊:降下猟兵中隊です。中隊の編成は旧降下猟兵大隊と同じものと考えられます。当初、(EGB中隊を含めた)6個中隊が歩兵戦闘中隊になると思っていましたがそのうち1個は後述の第10中隊のようです。
・第7中隊:重降下猟兵中隊です。中隊の編成は旧重降下猟兵中隊から変わっていないと思われます。
・第8中隊:空挺兵站中隊です。空中展開のための設備を管理・運用します。旧第272空挺支援大隊の第2中隊、第3中隊から再編されたとみられます。連隊のために物資を調達、補給する役割を持っているほか、空挺設備保守管理小隊(FschGerLUgZg)がパラシュートなどの空挺設備を格納、維持、試験します。旧第272空挺支援大隊の第3中隊はEOD部隊を保有していましたが再編後もこちらに組み込まれているのでしょうか? 第270空挺工兵中隊に組み込まれた可能性も考えられそうですね。
第9中隊:空中展開が可能な医療中隊です。旧第272空挺支援大隊の第4中隊が組み込まれたものと考えられます。旧第272空挺支援大隊の第4中隊は医療部隊として空中展開が可能な4個の医療チーム(LBAT)を持っていたほか、中隊はテント式の空中展開救命ステーション(Luftlanderettungsstation:おそらくパラシュートで輸送可能)とコンテナ式の空中機動救命ステーション(luftbewegliche Rettungsstation:おそらくヘリコプターで輸送可能)を運用していました。再編後もほぼ変更はないと考えられます。
第10中隊:Feldersatz-kompanie(中隊)といいます。「Feldersatz~」はWW2分野では「野戦補充~」と訳されることが多いようです(とっくに廃れた概念だと思っていましたが……)。緊急時の予備部隊として機能するようです。
系列が不明だったため図中から省略しましたが旧第313降下猟兵大隊の第6中隊から生まれた第1新兵中隊も連隊に属しています。
(旧部隊の正式な解散はもう少し先になる模様。連邦軍も四半期で動くので……)
第270空挺工兵中隊と第310空挺偵察中隊は第31降下猟兵連隊と並列の関係で第1空挺旅団に置かれるようです。また第26空挺旅団も連隊化され第1空挺旅団下に配される予定となっています(第260空挺工兵中隊、第260空挺偵察中隊は解散予定)。
駐屯地はこれまでと同じゼードルフ。連隊司令官には過去に第313降下猟兵大隊の司令官、第31空挺旅団の副司令官を務めたJoachim Hoppe大佐が任命されました。
軽く、覚え書き程度ですが
Tschüs!
Fallschirmjagerregiment 31(第31降下猟兵連隊)は昨年9月に活動を終了した第31空挺旅団の再編によって生まれた部隊です。
第313、373降下猟兵大隊から戦闘部隊が、第272空挺支援大隊から兵站部隊と医療部隊が組み込まれました。
ワッペンは……第313降下猟兵大隊(と第272空挺支援大隊)のライオンと第373降下猟兵大隊の鷲を組み合わせてグリフォンを意匠としたようです。
編成の様子はこちら↓
第31降下猟兵連隊は次の部隊から成り立っています。
・連隊本部(図では省略)
(図、左から)
・第1中隊(本部管理中隊):その他の部隊における第1中隊同様、連隊を運営・管理するための本部管理中隊。通信システムを構築し連隊の指揮を行います。旧第313、373降下猟兵大隊の第1中隊、旧第272空挺支援大隊の一部から構成されているものと見られ、中隊指揮本部や通信小隊はもちろんK9小隊、パスファインダー小隊、輸送小隊がここに属していると考えられます。また空挺輸送設備は空挺兵站中隊(後述)、医療部隊は空挺医療中隊(後述)に置かれます。
・第2、3中隊:所謂EGB中隊です。詳細な編成は調べきれませんでしたが旧第313、373降下猟兵大隊のEGB中隊が元になっているはずです。
・第4、5、6中隊:降下猟兵中隊です。中隊の編成は旧降下猟兵大隊と同じものと考えられます。当初、(EGB中隊を含めた)6個中隊が歩兵戦闘中隊になると思っていましたがそのうち1個は後述の第10中隊のようです。
・第7中隊:重降下猟兵中隊です。中隊の編成は旧重降下猟兵中隊から変わっていないと思われます。
・第8中隊:空挺兵站中隊です。空中展開のための設備を管理・運用します。旧第272空挺支援大隊の第2中隊、第3中隊から再編されたとみられます。連隊のために物資を調達、補給する役割を持っているほか、空挺設備保守管理小隊(FschGerLUgZg)がパラシュートなどの空挺設備を格納、維持、試験します。旧第272空挺支援大隊の第3中隊はEOD部隊を保有していましたが再編後もこちらに組み込まれているのでしょうか? 第270空挺工兵中隊に組み込まれた可能性も考えられそうですね。
第9中隊:空中展開が可能な医療中隊です。旧第272空挺支援大隊の第4中隊が組み込まれたものと考えられます。旧第272空挺支援大隊の第4中隊は医療部隊として空中展開が可能な4個の医療チーム(LBAT)を持っていたほか、中隊はテント式の空中展開救命ステーション(Luftlanderettungsstation:おそらくパラシュートで輸送可能)とコンテナ式の空中機動救命ステーション(luftbewegliche Rettungsstation:おそらくヘリコプターで輸送可能)を運用していました。再編後もほぼ変更はないと考えられます。
第10中隊:Feldersatz-kompanie(中隊)といいます。「Feldersatz~」はWW2分野では「野戦補充~」と訳されることが多いようです(とっくに廃れた概念だと思っていましたが……)。緊急時の予備部隊として機能するようです。
系列が不明だったため図中から省略しましたが旧第313降下猟兵大隊の第6中隊から生まれた第1新兵中隊も連隊に属しています。
(旧部隊の正式な解散はもう少し先になる模様。連邦軍も四半期で動くので……)
第270空挺工兵中隊と第310空挺偵察中隊は第31降下猟兵連隊と並列の関係で第1空挺旅団に置かれるようです。また第26空挺旅団も連隊化され第1空挺旅団下に配される予定となっています(第260空挺工兵中隊、第260空挺偵察中隊は解散予定)。
駐屯地はこれまでと同じゼードルフ。連隊司令官には過去に第313降下猟兵大隊の司令官、第31空挺旅団の副司令官を務めたJoachim Hoppe大佐が任命されました。
軽く、覚え書き程度ですが
Tschüs!
Posted by Nekotin at 19:54│Comments(0)
│編成とか