2020年12月30日
BLUSE SPEZIALKRÄFTE 【75 Tactical】
75Tacticalブランドの「BLUSE SPEZIALKRÄFTE」というブルーゼを取り上げます。
例によって名前は威勢が良いのですが特殊部隊で実績があるわけではありません。
設計は75tacticalですが製造はLeo Köhlerによるもの(LKのタグが付いてます)。
やはり75tactical自身は自社製造能力を持っていないようです。
Leo KöhlerのKommando Feldbluse(左)と比較。
胸ポケットがずいぶんと低い位置に付いていますが、
物の出し入れはこのくらいの低さの方がやりやすい。
胸ポケットは二重の空間になっておりそれぞれ上と横からアクセス。
中央部の小型ポケット(携帯電話用らしい)はボタンとベルクロで取り外し可能。
脇の下にはベンチレーション用のメッシュがジップ開閉式で備わっています。
特徴となる腕ポケット部。右腕側のみネームパッチ用ベルクロが縫われています。
開閉はジップ式でその内部にはさらにベルクロ開閉式のポケットを備えています。
このブルーゼにドイツ国旗は付いていないので自分で貼ってやる必要があります。
ボタンホールを使って小型ポケットを移設することも可能です。
背中にはベンチレーション用のスリット。メッシュ張りになっています。
ポケットのネームパッチ用ベルクロのおかげで比較的見分けやすい形状です。
同社のコンシャツも同じポケット形状ですがエポレットの有無で判別できます。
ネームパッチの例。ベルクロスペースで75Tacticalと判断できます。
小型ポケットを取り外していることが分かる例。
ここまですべて空挺からの例ですが諸々の兵科で見ることが出来ます。
LKのKommando Feldbluseほど多くないものの傾向は似ています。
ウェブサイトを遡ってみるに2010年には本品が出現していたようです。
使用例が見られるようになるのもその辺りの年代からとなっています。
ちなみにKommando Feldbluseはウェブサイト上で2011年から確認できます。
(※Sierra-313との共同開発という体の商品は2009年頃から存在するようです)
追記:K-ISOMを読んでいて発見したのですがこのブルーゼの名前は「カブール」だそうです。
そういえばコンバットシャツの方は「クンドゥズ」でしたね。
Tschüs!!
Posted by Nekotin at 19:49│Comments(0)
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