2015年09月02日
Kommando Feldbluse (LK)
最近はナイロンネタばかりでいささか食傷気味。ということで今回は趣向を変えて1st lineに。
民生ミリタリーアパレルメーカー Leo Köhler から Kommando Feldbluse をピックアップ。
上腕のデカベルクロが特徴と言えば特徴。
Leo KöhlerとSierra313のコラボ開発で、アーマーやプレキャリの使用を前提としていることから、
本来胸ポケットに入れるべきものを上腕ポケットに移動しておけるという設計になっています。
比べてみるとスタンダードブルーゼ(左:便宜上の呼称)と基本的なカッティングは変わっていないんですな。
なのでスタンダードブルーゼのメーカーカスタムと位置付けて良いと思います。
パッと見の割にシンプルで何にでも使いまわせそうなデザインがGut!
ポケットはすべてベルクロのみで閉じるデザインで、ジッパーやボタンなどは用いられておりません。
同メーカーのコンシャツと同じタイプのポケット(のはず)
ちなみに75Tacticalも似たようなブルーゼを販売していますがそちらはジッパー開閉。
フロントの合わせもベルクロのみ。ジッパーくらいあってもよさそうなものですが……
しかしこれにはアクシデントの際に衣服の金属部品やプラスチック部品で
怪我をしないようにというちゃんとした理由があるのです。
(禁句として「コストダウン」、「値段の割にチープなつくり」、「ポケットに金属やプラを入れてたら意味ねんじゃね」etc…)
タグ自体はなんてことはないのですが、生地はコットンとポリエステルの混紡(65%/35%)でスタンダードブルーゼと同じ比率。
がしかしスタンダードブルーゼのふわっとした感触に対してKommando~はツルツルでパリッとした質感なんですよね。
せっかくなんでなんか適当に貼っとけ、ってな気持ちにさせられますねこれ。
実際の所そうベタベタ貼り付けるものなんて思いつかないんですが……
ベルクロ階級章を貼る際には便利な大きさですね。肩章用のループも付いているのでその辺はお好みで。
昨年のISTCでのレンジャー型部隊の多国間訓練から。(dvidshub.net)
私物購入にしても手ごろな価格なので人気があるのでしょうか、空挺をはじめ色々なところで使われています。
ただ特殊部隊では見ないんですよね。彼らにはEinsatzkampfbluseがありますし……
MOLLE系装備を持っている方なら一着あっても損はしないと思いますので、強く推奨させていただきます。
Tschüs!!
Posted by Nekotin at 19:22│Comments(0)
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