2014年01月27日
連邦軍な鉄帽
例によって鉄ではない……
現在のドイツ連邦軍で一般的に使用されているケブラーヘルメット。
シューベルト社で開発され90年代前半ごろに配備が始まったそうです。
こちらの個体は西班牙のインデュイコ社で作られたもの(製造自体はミュンヘンの工場で)。
いずれはシューベルト版も手に取ってみたいですね。
M826と言えば国連向けに多数の国が購入したので連邦軍クラスタ以外もよくご存じでしょう。
チンストラップは3点式で留め具はプレスボタンを採用。
プレスボタンの反対側にある金具は過重が生じたときにリリースする機能を持っているのではないかと推測しました。
洗脳装置と揶揄されるライナーはヨーロッパでよく見られるハンモックタイプで非常に安定した被り心地を提供してくれます。
2種類のカバーを取り付けてみました。偽装網用ループにも新旧あるようですね。
フレックは放出時からナイロン紐が張り巡らされていました。これが実に適当(空挺なんかは丁寧に張っていますが)。
フレックのカバーの裏側は雪上用となっています。銀糸が編みこまれキラキラ光る手の込んだ仕様、よく見るとフレックパターンだそうで。
この個体は頭囲58-60(cm)用でLサイズとして位置付けられています。
その他51-54がS、55-57がM、61-64がXL……、いや51cmって……
ちなみに帽体前縁が目の上1cmの高さに来るように被るのがマニュアル的正しい装着法だそうです。
バリエーションとしては暴徒鎮圧用に頸部ガードが付いたもの、さらにバイザーが付けられたもの、空挺用M828、フランス向けM827があるようで、空挺用は是非入手したいところ。
このヘルム、実物だけあって重量が1.5kg、サバゲではちょっと苦労するかもしれません。
Sehen wir uns wieder!
現在のドイツ連邦軍で一般的に使用されているケブラーヘルメット。
シューベルト社で開発され90年代前半ごろに配備が始まったそうです。
こちらの個体は西班牙のインデュイコ社で作られたもの(製造自体はミュンヘンの工場で)。
いずれはシューベルト版も手に取ってみたいですね。
M826と言えば国連向けに多数の国が購入したので連邦軍クラスタ以外もよくご存じでしょう。
チンストラップは3点式で留め具はプレスボタンを採用。
プレスボタンの反対側にある金具は過重が生じたときにリリースする機能を持っているのではないかと推測しました。
洗脳装置と揶揄されるライナーはヨーロッパでよく見られるハンモックタイプで非常に安定した被り心地を提供してくれます。
2種類のカバーを取り付けてみました。偽装網用ループにも新旧あるようですね。
フレックは放出時からナイロン紐が張り巡らされていました。これが実に適当(空挺なんかは丁寧に張っていますが)。
フレックのカバーの裏側は雪上用となっています。銀糸が編みこまれキラキラ光る手の込んだ仕様、よく見るとフレックパターンだそうで。
この個体は頭囲58-60(cm)用でLサイズとして位置付けられています。
その他51-54がS、55-57がM、61-64がXL……、いや51cmって……
ちなみに帽体前縁が目の上1cmの高さに来るように被るのがマニュアル的正しい装着法だそうです。
バリエーションとしては暴徒鎮圧用に頸部ガードが付いたもの、さらにバイザーが付けられたもの、空挺用M828、フランス向けM827があるようで、空挺用は是非入手したいところ。
このヘルム、実物だけあって重量が1.5kg、サバゲではちょっと苦労するかもしれません。
Sehen wir uns wieder!
2014年01月25日
徳国製謎プレキャリ
と言いつつも謎は無いSTRATAGEM製プレートキャリアをご紹介。
ブンデス的先輩からの放出品でして「汚し」が行われています。
塗り残しはカマーバンドの跡でしょう、おそらく。
どんな商品かを調べるためにSTRATAGEMのウェブサイトを覗いてみたのですが、すでに型落ちしてしまっていたようです。
放出元曰く使用例は無いとのことで、さてどう始末しましょう。
あえて使用例から外れた物を用いるという架空装備に丁度いいんじゃないでしょうか。汚しの雰囲気が滅茶苦茶カックイイので。
スモックの上から? 下からチラリズム? リグ重ねる? う~ん、想像を掻き立てられる……
設定も現地メイドで謎な感じにしたい……
こういうBOC(たぶん)プレキャリなおじさんも存在することですし。
(しかもグローインアーマーくっつけちゃって)
んじゃ、Tschüss!
1/28追記 Objektschutzで使用例が見つかりました(見つけた人=放出元の人なんですが)。
ブンデス的先輩からの放出品でして「汚し」が行われています。
塗り残しはカマーバンドの跡でしょう、おそらく。
どんな商品かを調べるためにSTRATAGEMのウェブサイトを覗いてみたのですが、すでに型落ちしてしまっていたようです。
放出元曰く使用例は無いとのことで、さてどう始末しましょう。
あえて使用例から外れた物を用いるという架空装備に丁度いいんじゃないでしょうか。汚しの雰囲気が滅茶苦茶カックイイので。
スモックの上から? 下からチラリズム? リグ重ねる? う~ん、想像を掻き立てられる……
設定も現地メイドで謎な感じにしたい……
こういうBOC(たぶん)プレキャリなおじさんも存在することですし。
(しかもグローインアーマーくっつけちゃって)
んじゃ、Tschüss!
1/28追記 Objektschutzで使用例が見つかりました(見つけた人=放出元の人なんですが)。
2014年01月24日
MSA APH ウクライナレプリカ
ウクライナのATAKAというショップからリリースされたレプリカヘルメットです。
APHといえばドイツ連邦軍特殊部隊(KSK)などで良く見られるサイドカットヘルメット。
カット部に残された若干のふくらみが特徴です。
ライナーパッドは3分割式(珍しい?)、チンストラップはMICHの物とよく似ています。
レプリカなので少々の突っ込みどころはありますが、なかなか良い出来の部類に入るのではないでしょうか。
(それにしても表面のザラザラ加工は疑問ですが)
実物を買おうとすると大分高くつくのでこれはこれで満足度の高いアイテムかと。
いつかは実ヘルメットですけどね。
連邦軍で使用例のある似たようなヘルメットと言えば昔Kejoが生産していた(現在はゼブラアーマー?)「クルーマン」、「SF」、それからSARKARの「アルファ」など。完全なサイドカットではありませんがMSAのTC3002(らしきもの)も最近発見しました。
(オークションを探すと無理やりサイドカットに加工されたM828ヘルメットなんかも見つかりますが……)
ヘッドセットとの兼ね合いもこの通り。
NVGマウントなしでこのタクチキ感、素晴らしい。
結果見事に「レプリカ買うと本物欲しくなる病」を患ってしまいましたが、まぁ多少はね。
それでは、”Tschüss!”
APHといえばドイツ連邦軍特殊部隊(KSK)などで良く見られるサイドカットヘルメット。
カット部に残された若干のふくらみが特徴です。
ライナーパッドは3分割式(珍しい?)、チンストラップはMICHの物とよく似ています。
レプリカなので少々の突っ込みどころはありますが、なかなか良い出来の部類に入るのではないでしょうか。
(それにしても表面のザラザラ加工は疑問ですが)
実物を買おうとすると大分高くつくのでこれはこれで満足度の高いアイテムかと。
いつかは実ヘルメットですけどね。
連邦軍で使用例のある似たようなヘルメットと言えば昔Kejoが生産していた(現在はゼブラアーマー?)「クルーマン」、「SF」、それからSARKARの「アルファ」など。完全なサイドカットではありませんがMSAのTC3002(らしきもの)も最近発見しました。
(オークションを探すと無理やりサイドカットに加工されたM828ヘルメットなんかも見つかりますが……)
ヘッドセットとの兼ね合いもこの通り。
NVGマウントなしでこのタクチキ感、素晴らしい。
結果見事に「レプリカ買うと本物欲しくなる病」を患ってしまいましたが、まぁ多少はね。
それでは、”Tschüss!”
2014年01月23日
頭のお洒落 ブンデスベレー
(シャレコウベなんていいますしね)
前回のODまみれと打って変わってカラフルな記事になりました。
今回ご紹介するベレーは、
右上:降下猟兵
左下:装甲擲弾兵
右下:憲兵
と、それぞれベレーの色が異なっております。
この辺をざっくりと解説しますと……
歩兵系「緑」・・・装甲擲弾兵、猟兵など
後方支援系「赤」・・・砲兵、補給、工兵など
装甲系「黒」・・・装甲(戦車)、偵察など
空/特殊系「ワイン色」・・・空挺、KSK、航空隊など
医療系「マリンブルー」・・・医療部隊
といった風で兵科色ではありません。憲兵ベレーは画像でこそオレンジに見えますが一応赤ベレーです。
その他空軍、海軍の地上戦力(Objektschutz、Marineschutzkräfte)がダークブルー。←ダークブルーに文字を変えたつもりなんですが……それぐらい黒っぽいです。
変わり種でOSCEという軍事共同体に参加する部隊が黄色いベレーを被っております。
(Photo: BW)
連邦軍においてベレーは1971年(69年とも)に導入されたようです。それまでは戦車駆逐隊(Panzerjäger)がパンツァーベレーという被り物を装備しておりました。
最初の段階では猟兵、装甲(戦車)、空挺にのみベレーが取り入れられたそうで、国旗の付いていないベレー章はこの時のものだとか。
(実際には装甲偵察科にも導入されていました。ただ、ベレー章は装甲と同じものだったそうです)
その他の兵科(空軍、海軍にも)にベレーが導入されたのは1980年代前半であるそうです(79年以降とも)。ベレー章の国旗はこの時付いたものと言われています(※)。
(ここで晴れて装甲偵察科にもオリジナルのベレー章が採用されます)
(※追記:国旗付ベレー章の導入時期に関しては東西統一後であるという見方もあるようです。また戦車駆逐隊のベレー章は92年導入であるとの資料もありました。ちなみにそれ以前は戦車駆逐隊も戦車部隊と同じベレー章を使用していたようです。また各兵科によって導入時期が異なるかもしれません)
それまで兵士が何を被っていたかと言うと船底をひっくり返したような形のシッフェンという被り物。
またベレーに全く影響されない兵科として山岳猟兵が存在します。彼らは白い山岳帽を被るのです。
じゃ彼↑は何物かって? 調べてみたら装甲擲弾兵でした。山岳で訓練を受けた経験があるのでエーデルワイス章を付けているのだそうで。
第112装甲擲弾兵大隊は1992年以降エーデルワイスを付ける習慣があるそうで、これは山岳部隊との友好のあかしであるとか。
(追記:これは同部隊が第1山岳師団下に置かれていたことに由来するとか)
鷲の意匠はフェルンシュペア、長距離斥候とでも訳しましょうか。空挺のシンボルである鷲の背後には偵察のシンボルである交叉した旗。
さらに鷲は稲妻をひっつかんでおりますがこれは通信部隊のシンボルですね。この3つのシンボルから彼らの仕事の様子が窺えそうです。ベレーはワイン色。兵科色はゴールデンイエローを使うそうで……。
となり、同じく交叉した旗に装甲車の意匠は装甲偵察科です。2005年頃に陸軍偵察科などに編入されて現在では見られません(編入後しばらくの間は見ることが出来たとか)。
(ここで装甲偵察科がいかに自分たちの兵科色にこだわりを持っていたか、という話をベレーを交えてご紹介しようと思ったのですがまた今度の機会にしましょう)
Tschüss!
前回のODまみれと打って変わってカラフルな記事になりました。
今回ご紹介するベレーは、
右上:降下猟兵
左下:装甲擲弾兵
右下:憲兵
と、それぞれベレーの色が異なっております。
この辺をざっくりと解説しますと……
歩兵系「緑」・・・装甲擲弾兵、猟兵など
後方支援系「赤」・・・砲兵、補給、工兵など
装甲系「黒」・・・装甲(戦車)、偵察など
空/特殊系「ワイン色」・・・空挺、KSK、航空隊など
医療系「マリンブルー」・・・医療部隊
といった風で兵科色ではありません。憲兵ベレーは画像でこそオレンジに見えますが一応赤ベレーです。
その他空軍、海軍の地上戦力(Objektschutz、Marineschutzkräfte)がダークブルー。←ダークブルーに文字を変えたつもりなんですが……それぐらい黒っぽいです。
変わり種でOSCEという軍事共同体に参加する部隊が黄色いベレーを被っております。
(Photo: BW)
連邦軍においてベレーは1971年(69年とも)に導入されたようです。それまでは戦車駆逐隊(Panzerjäger)がパンツァーベレーという被り物を装備しておりました。
最初の段階では猟兵、装甲(戦車)、空挺にのみベレーが取り入れられたそうで、国旗の付いていないベレー章はこの時のものだとか。
(実際には装甲偵察科にも導入されていました。ただ、ベレー章は装甲と同じものだったそうです)
その他の兵科(空軍、海軍にも)にベレーが導入されたのは1980年代前半であるそうです(79年以降とも)。ベレー章の国旗はこの時付いたものと言われています(※)。
(ここで晴れて装甲偵察科にもオリジナルのベレー章が採用されます)
(※追記:国旗付ベレー章の導入時期に関しては東西統一後であるという見方もあるようです。また戦車駆逐隊のベレー章は92年導入であるとの資料もありました。ちなみにそれ以前は戦車駆逐隊も戦車部隊と同じベレー章を使用していたようです。また各兵科によって導入時期が異なるかもしれません)
それまで兵士が何を被っていたかと言うと船底をひっくり返したような形のシッフェンという被り物。
またベレーに全く影響されない兵科として山岳猟兵が存在します。彼らは白い山岳帽を被るのです。
第112装甲擲弾兵大隊は1992年以降エーデルワイスを付ける習慣があるそうで、これは山岳部隊との友好のあかしであるとか。
(追記:これは同部隊が第1山岳師団下に置かれていたことに由来するとか)
鷲の意匠はフェルンシュペア、長距離斥候とでも訳しましょうか。空挺のシンボルである鷲の背後には偵察のシンボルである交叉した旗。
さらに鷲は稲妻をひっつかんでおりますがこれは通信部隊のシンボルですね。この3つのシンボルから彼らの仕事の様子が窺えそうです。ベレーはワイン色。兵科色はゴールデンイエローを使うそうで……。
となり、同じく交叉した旗に装甲車の意匠は装甲偵察科です。2005年頃に陸軍偵察科などに編入されて現在では見られません(編入後しばらくの間は見ることが出来たとか)。
(ここで装甲偵察科がいかに自分たちの兵科色にこだわりを持っていたか、という話をベレーを交えてご紹介しようと思ったのですがまた今度の機会にしましょう)
Tschüss!
2014年01月22日
Go West 飛び出せ! 西ドイツ!
うん、また適当なんだ、タイトル。
今回はいわゆる西ドイツ物をご紹介。
モールスキンジャケットと簡易サスペンダー
わざわざ説明するようなものでないと思いますが西時代の連邦軍といえばモールスキン。
画像の物はかなり一般的に出回っているタイプです。
60~70年代から使われ始めたようでそれ以前は俗にカニシラミジャケットと呼ばれる衣服を採用していました。
東西再統一後も数年は使われたようで、90年代前半のAGA(初期訓練)などではよくモールスキンとフレックのセッションを見ることが出来ます。
サスはかなり簡易的な造りでありますが、簡単ながらも良く考えられた構造であるように感じます。
80年代に登場して以来それまで使われていた5点サスペンダーを駆逐していったようで、実際使いやすいのは確かにこちら。
セットアップは80年代の(対戦車戦闘などの)演習に見られる軽めな感じに。
(スコップケースの中身は武器カテゴリでご紹介することにしましょう)
↑簡易サスの上にかぶせたのが5点サスペンダー
この辺りの装備品は正式名称が分からず個人的な呼び方になってしまいますがご了承ください。
WW2由来のこだわった構造で装着すると連結金具がカチャカチャといい音を立てます。
ベルトは共通ですね。ただしこちらのサスは調整金具が固く厄介です。もうあまり弄り回したくない(のでポーチの付け替えはしてない)
新旧あり画像のものは新しい方。
H267と呼ばれるヘッドセット
西時代の車両搭乗員が装着してるアレです。
緑ベレーや黒ベレーの上から付けると即死(するほどかっこいい)
動作チェックとかはできないので完全に飾りですが装甲擲弾兵力を高める強力アイテムだと思ってます。
マイクは喉頭タイプです。現用版はブームマイク付(こちらも欲しいぞ)
PTTもカチカチ小気味良くスイッチします。
SEMは? という声が聞こえてきそうですが……持ってない物は仕方がない。
車両用なのでSEM25でしょうかね。装備の範囲を超えてるような気がしてきたぞー。
暇が出来たらSEM52のために4級免許取りましょうかね。
それでは、Tschüss!