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Posted by ミリタリーブログ at

2017年06月07日

演習用弾薬機器




さるお方から譲っていただいたものなのですが今まで放置してたので……

Manöverpatronengerät=MPGとはブランクアダプターのこと。
空砲でも銃が問題なく作動するようにしてくれる附属機器ですね。







鋳物でしょうか、マッシブな存在感。シルバーのメッキですので銃口に付くと嫌でも目立ちます。






刻印の向きは組み立てによってあべこべだったりするんですが、どちらかというとこっちが表かな。
NSNが刻印されており、頭の数列が省略されていますが1005-12-137-6289です。



下の方には調達局のアドラーの刻印が。






裏面はHK刻印と製造年月(68年4月)らしきもの。






G3はLCT製を楽しみに待つとして、とりあえずウマレックス(Ares?)のG36に取り付けてみました。
ねじ込みは出来ませんでしたが(ガバガバ)「Haltefeder(押しバネ)」のおかげでそれなりに安定。

「Düsenbolzen(規整子)」を回転させることにより銃口から出るガスの流量を調整する方式です。
G3とG36のどちらにも利用できる様子ですが遅延ブローバックの場合はちょっと厳しいらしく、
ローラーロックの無いボルトに換装(=ストレートブローバック化)する必要があるみたいです。


(ローラーの抵抗に打ち勝てるほど高圧化してしまうと排莢孔からの噴射ガスが危険ってことだと思います)




当然弾は出ませんがガスが噴出します。空砲の噴射ガスだけでも大分危険ですから安全にも付与するはず。

G36KではSMPG(Sicherheits-MPG)という黒い円筒形の改良型が見られますが、
頭にSicherheits~が付くだけあって安全性が向上しているものと考えられます。

(マズルから噴き出すガスがやわらげられる?)

追記:ZDv3/136を参照するに近距離戦闘や室内戦闘の訓練に用いるものだそうです。





参考:MPG付けないとこ~ぅなっちゃぅんだぜぇ~的な動画






予備役の訓練から。空砲とはいえこれだけ顔に近いとガスが怖いですね……






MG4はSMPG、MG3は専用の物を。ショートリコイルだと単純にマズルを塞げないので面倒そうです。






AGDUSだと白いラインの入ったSMPGが相場のよう。MPGを使ってもOKだそうで。


数名で揃えたりすると纏まりがあってかっこいいんでしょうが、
ガンパーツに類されるだけあって輸入に難がありそうです。







追記:ZDv3/136より。G3用MPGがそのままG36に転用されていることがわかります。




Tschüs!!
  
タグ :MPG

Posted by Nekotin at 19:56Comments(0)ドイツ連邦軍