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Posted by ミリタリーブログ at

2016年12月25日

飛ぶボディガード



今年は空軍への注目度が非常に高い1年だったと思います。
ブログでも何かにつけてKampfretterだのObjSRgtだのにこじつけてましたし。

2016年も残すところあとわずかですが「今年のネタは今年のうちに」ということで、
今年新しく設置された部隊、“Air Mobile Protection Team(AMPT)”について少々。


Air Mobile Protection Team (Photo:Luftwaffe)


AMPTはObjSRgtに属する空輸警護部隊です。
敵の脅威から航空機、乗員、貨物を保護する役割を担っておりVIP警護に近い任務も与えられています。




「コンラート・アデナウアー」の警備(Photo:Luftwaffe)

AMPTの最初の露出はMINUSMA関係でマリを訪問したヨアヒム・ガウク大統領と政府専用機「コンラート・アデナウアー」の警護でしょう。
この場合、大統領の直接の護衛はBKAが担ったようで、AMPTは事前に現地入りし空港の安全確保と政府専用機の警備を実施した様子。
このミッションに11名のAMPTが投入されたことから固定翼機による任務は11名で一つの単位になると考えられている模様。





AMPTとシュタインマイヤー外相(Photo:Luftwaffe)

別の例ですとリビアを訪問したシュタインマイヤー外相がAMPTを伴ったC-160 ESSによって「安全な帰国」を提供されたり。





AMPTとCH-47(Photo:Luftwaffe)

これまたマリ関係でオランダ軍のCH-47(と乗員の医師、メディック)を護衛したり。ここでは4名のAMPTが携わりました。
VIPばかりでなく民間人や他国兵士にも安全を提供する役割があるようです。

民間人保護についてはPR(Personal recovery)的な要素も含まれております。
(ペガサス作戦のような固定翼輸送機を用いたEvakOpのイメージかと思われ)





Ausbildung AMPT(Photo:Luftwaffe)

装備としてはKampfretterやPRチームと似通ってくるんですが警護任務なだけあって、不審人物をチェックしたり取り押えたりといった「脅威の無害化」が差別化要素ですね。具体的には金属探知機やハンドカフなどの小物で演出できるかと思います。
衣類やギアは基本的になんでもありな様子ですがIdZ-ES系装備の使用も目立ちます。
(コヨーテブラウンのLHT Gen.5とか初めて見たんですが……)

そのほかAMPTの外観についてはあまりヘルメットを被っていないことが挙げられますが、これは「航空機の移動範囲では安全のためヘッドギアの着用を原則禁止する」という空軍のルールが適応されているためじゃないかと思ったんですが、単純に脅威レベルに応じて被っているようです(無関係ではないと思いますが)。




まだまだ情報が整理しきれていないんですがまとめたからには何かしら実践すると思います、多分……


Tschüs!!
  
タグ :AMPT空軍

Posted by Nekotin at 20:40Comments(2)編成とか

2016年12月17日

雑誌入れ



「システム95いいよね……」

「いい……」





いい……


多くは語らない、というよりそんな語彙力や文章力はないわけで。
新しくG36マガジンポーチを入手したので少々観察してみましょう。






左がHeim、右もHeimです。というのも右は民生版なんですよ。

民生版はLHTやZentauronが用いている類の生地と同じものの様子。
(なのでLHTよろしく製造年によって生地の粗さが異なったりする模様)






全体的な造形はよくできているんですが(製造元同じなので当たり前ですが)、
背面のS95プラスチックアダプタの取り付け位置が15mmほど下がっています。







う~ん、言われなければギリ分からないレベルか……
ミリフォトを見直すと確かにこういう位置で付いてる。







裏地の様子もこのとおり、タグとスタンプが輝かしい。
こういう領域にくるとタグに金払ってるようなもんです。







2013年、JMTCでの訓練の様子。

90年代初頭、個人装備の性能が飛躍的に向上した時代の、ほぼそのままの姿です。
このスタイルももうずいぶん長く見られることになりますがまだまだ現役のようですね。








S95の最大の魅力はなんといっても判を押したように官給品で統制された装いにあるのではないでしょうか。
部隊内でみな同じ装備を使い、隊長や機関銃手など役割に応じて小さく個性があったりすると良いものです。
(そういう意味ではIdZのデモンストレーションも似たような雰囲気)



(判を押したような~のイメージ。外面が揃っているからこそ中の人の個性が光るんですね☆)



また長寿装備だけあってSawflyやSerpa Lv3などの「新しい時代」の官給品とも意外と相性が良かったり。







2014年、JMTCでの訓練の様子。

ベルトとサスをあべこべにした所謂(?)S95チェストリグ状態ですね。
こういう大胆なトランスフォームもS95のアドバンテージかもしれない。




最後に動画を貼って終わり。機会があればハンメルブルクの教導演習みたいな感じで集まりたいですね。





Tschüs!!


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タグ :HeimS95

Posted by Nekotin at 20:42Comments(0)ブンデスナイロン

2016年12月10日

ドア壊し検定3級


ウクライナ人がシコシコ頑張ってつくったレプリカナイロン。ありがたい……
レプリカだけにRindnerhofといったところでしょうか。

Lindnerhof純正では入手の難しいブリーチ関連。



見ろよ金色に光ってるぜ!




パッと見は騙せそうじゃないですか(悪辣な感想)。

左がチャージポーチ(Ladungstasche)、右がツールポーチ(Werkzeugtasche)

どうもカーキマテリアルは枯渇寸前だとか。LHTもコヨーテに移行しちゃいましたし。






フーリガンツール等を運搬するためのツールポーチ。
下部がずっぽぬけになっています。







留め具……の正しい使い方は良く分からない……

ベルクロとスナップボタンの表裏が相反してるんですよね。







LHTの金色カーキは非常に目立ちますが、それでも全体のバランスは崩れていません。
フレックに溶け込んでるわけではないんですがある意味よくブレンドされているといった風味。

ちなみにこのフーリガンツールもウクライナ人がレプ作るって言ってたはずなんですよ……







チャージポーチはこれがGen.2モデルとなります。仕切りつき。
Gen1モデルはフラップ無しでエラスティックが張られているもの。






www.diekommandos.de

あんまり使用例が多くないのでGDKから画像を持ってくる。
最近でも現用キットの柄物チャージポーチを抑えて登場。


カーキ系ナイロンはあれば装備の幅が大きく広がりますよね。
GPSポーチとかバリスティックベルトとかウェポンキャッチとか。



中身もおいおい考えていきたいところです。


Tschüs!!


  

Posted by Nekotin at 20:25Comments(0)LHTナイロン

2016年12月03日

Erste Hilfe



派遣に最適なメディックポーチ



WERO MEDICAL SanTasche


個人向けファーストエイドキットを収納するためのIdZ規格ポーチです。
アフガンやアフリカなどでは3fb、KFORでは5fbが供給されています。

(派遣が終わると回収されるのか定期的に放出されている様子)

WEROといえば5fbのメディックバッグなんかもBWに供給してますよね。






上面には申し訳程度にERSTE HILFE (= First Aid)の表記があるんですが、
赤十字などのアイコンがないのでメディックポーチとして認識されづらいかも。







底面には“BUND”の文字。

もっと自分に自信を持って主張しても良いと思う。







内部にはメッシュのポケットとエラスティックが配置されいかにもな様相。

蓋の開口角度が制限されているのでちょっと出し入れしづらい印象。







ここはタグと収納物品一覧となっています。






IdZに対応のほか、S95のアダプタも利用することが出来るらしい。






パーツでレッグ化させることも。ファステックスはマウスみたいな妙なクリック感あり。
アフガンだとIdZやMOLLEのアーマーに装着されることが多いように見えますが、
KFOR派遣だとSTアーマーを主体としているためかレッグ化がよく見られます。







ベルトへの接続にはスパニッシュタブとちょっと変わってます。






止血帯は専用ポーチに収納されます。このようにフラップを開き……






そのままフラップを引っ張ると止血帯をずるっと引きずり出せます。






ものは試しと手持ち医療品を詰める。厳しめ……

まだ足りない品もあるんですが……







黒いジッパーが良いアクセントになっていますね。
スモックのポケットには収納品を分散してるのでしょうか。






ペシュメルガ支援の部隊もこの通り。





変わり種だとISAFでBWの指揮下に加わっていたジョージア軍。
LUCIEのほかTETRAPOL端末も貸し出されていたんですね~





Tschüs!!

  
タグ :Wero

Posted by Nekotin at 20:39Comments(0)ブンデスナイロン