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Posted by ミリタリーブログ at

2015年11月29日

ドヤ顔ダブルスント


ドヤ顔するほどの物でもないんですが、BWにて用いられている腕時計

SUUNTO VECTOR


BWにおいてもGショックやプロトレック、ルミノックス等いろいろ見つけられるのですが、
そのなかでも一際お洒落な腕時計がSUUNTOなわけです。






特になんということはない普通のSUUNTO VECTOR

SUUNTOといえば言わずと知れた、フィンランドのコンパス/多機能腕時計ブランドです。
BWでは手頃な価格のVECTORを始め、CORE、X-Lander、またM9コンパスなども見受けられますね。

VECTORは万能選手として評価されており基本的な時計としての機能に加え、
高度計・気圧計・温度計・電子コンパスとしての機能を持っています。






左:高度計モード 右:気圧計モード

高度計モードでは上昇/下降レート、気圧計モードでは気温を併記。

単位は各種変更可能ですがヘクトパスカル表記が使えないので感覚的な理解が難しい……


(追記:ミリバール世代?ではなかったので知らなかったんですがヘクトパスカルへ変換する場合は数字はそのままで良いんですと)


高度計も結局は気圧を利用したものなので扱いには注意が必要です。

また過去6時間の気圧変化を常にモニター可能という面白そうな機能も。






電子コンパスモード。M9との誤差が……

GPSコンパスではないのですが修正は可能です。






ちなみにM9コンパス、文字盤が新しいモデルと古いモデル両方持ってます。

BWで見かけるモデルは古い方なのでわざわざ買いなおしたんですよね……






バックライトの様子。青白く光り、細かい文字もはっきり読み取ることができます。

VECTORの左側にはM9コンパス(新)の燐光、右側には古いモデルがあるのですがカメラでは捉えられませんでした。






VECTORの特徴として電池交換が容易であることにも触れておくべきでしょう。

10円玉などでぐりっと回して蓋ごと(防水性能を維持するため)交換します。


(電池交換が簡単にできるならコンパスや高度計はGPSでも良かったんじゃないかとも思いますが)





タイトル回収。

デカいんですよね、存在感があります。

デザインがスポーティで普段使いにも良さそう。





~仕様の様子~


バックライト点灯時の光漏れに配慮してか文字盤がブラックのものをよく見ます。

そっちの方がかっこいいかな。オレンジのラインが入ったX-Blackも大変クール。





ミリタリーグリーンですね。カラーが入っているとアピール材料になります。




落ち着いたカラーを選ぶ必要はないんですよね。完全に好みで選んでもOK。



価格も手ごろで変な機能がイパーイついてくるのでブンデスクラスタにはおすすめです。

Tschüs!!
  

Posted by Nekotin at 14:44Comments(0)ブンデス小物

2015年11月20日

ポケットを叩くとコンドームとタンポンが2つ



スモック(Kampfjacke)のポケットには何を入れる?


ポケットの中に詰まっているものが夢や希望とは限らない。

例えば任務を遂行するための作戦機材であったり、
ロングトレッキングのためのキャンピンググッズであったり、
過酷な社会を生き延びるためのサバイバルグッズであったり。


今回はスモックのポケットに収納するアイテムをご紹介。



(書籍情報やPDF資料を基に作成)


↑これはBWでよく見られるEinsatzkampfjackeのデザインを簡単な図にしたものです。

※もしこれがスモックに見えなかったとしてもなるべくそう思い込むようにしましょう。


表面上に11個のポケットがあるのに加え、両胸の裏にそれぞれ内ポケットが備わっています。



それではポケットの内容物を番号順に見てみましょう。





①右上腕ポケット:止血帯
②左上腕ポケット:経口/経鼻エアウェイ、耳栓

圧縮包帯等かさばる医療品は基本的にズボンの左カーゴポケットに収納されるものと思いますが、
止血帯とエアウェイはすぐ取り出せる位置に収納されていますね。
胴回りのポケットだとベストを羽織った際に取り出しにくくなりますし、レッグプラットフォーム着用時にはズボンのカーゴポケットも阻害されるためでしょうか。
左側ポケットに赤十字が描かれているフォトも度々目にします。


③右胸ポケット:マグネシウムファイアスターター、ポケットランプ、ライター、タンポン2個、ワイヤー、帯鋸、プラ箱入りの剃刀の刃、
IRサイリウム
④左胸ポケット:非常用寝袋、コンドーム、薬


↑特殊部隊向けサバイバルキットに含まれるマグネシウムファイアスターター


↑こちらは一般向け(?)キットのファイアスターター


↑一般向けキットのタンポン。


↑特殊向けキットのチェーンソー(帯鋸)


↑非常用寝袋。


なんのこっちゃな感じですが保温性に優れたぎんぎらぎんシートで出来た寝袋。
IFAKなどには負傷者の保温のため非常用毛布(Rettungsdecke)という名のシートが含まれていたりしますがその寝袋版です。



↑ついでに特殊向けキットに含まれる非常用毛布。


↑一般向けキットのコンドーム。なににつかうんだろうね……




⑤右ナポレオンポケット※:身分証、予防接種記録
⑥左ナポレオンポケット:マップ、コンパス、筆記具

(※ジッパーが縦に配置されたポケット。左右胸ポケットの背後に収納スペースがある)



⑦右前方サイドポケット:右手グローブ、マルチツール
⑧左前方サイドポケット:左手グローブ、ウールキャップ

グローブは左右別々に仕舞うのか、ちょっと不思議なようななんとなくわかるような。
マルチツールはBWならレザーマンが強いですね。EODキットに含まれている物もレザーマンですし。
特殊部隊やフェルンシュペアにはスーパーツール(旧モデル)が支給されていたようです。



⑨右サイドポケット:ホッカイロ、ろうそく、粘着テープ、ロープ、ソックス(防水パックに入れておく)
⑩左サイドポケット:ドーラン、シグナルミラー、携行食料、ブイヨンベース、浄水タブレット、調理キット、釣りキット



↑戦地でもティータイムは欠かさない方向けの紅茶パック。

ではなくホッカイロ(Wärmekissen)。日本で見られるような化学反応を利用したものです。


↑サバイバルキットに含まれる白い蝋燭。
いろいろ応用が利きそうです。


↑一般向けキットに含まれるロープ、というか紐。


よくヘルカバーに通してある例の紐と同じものかと思います。
パラコード程度のサイズですね。一般向けキットの物は6mだそうで。



↑特殊部隊向けキットのシグナルミラー。


あとは糧食関係ですね。浄水タブレットはフィルタリング前提なので簡易浄水器も携行していると思われます。



↑簡易浄水器



釣りキットに関しては下図の簡易なものが用いられるようです。




爆釣り
Einzelkämpferlehrgangでは魚を手掴みで捕える訓練もあったり。




⑪後部ポケット:ゴアテックスライナージャケット、ポンチョライナー、シュマグ

内ポケット※:輸液袋、ウォーターパック

(※これはスペースからして胸の内ポケットではなく、⑪の裏に位置するカンガルーポケットかも)






……………………

といった様な様子ですが、もちろん誰もがこんなフル装備をしているわけではないでしょう。

任務の性質上、ローンサバイバーなことになりかねない長距離偵察な人たちがこういった形態で運用していると考えられます。

最悪、ベストやバックパックを放棄してしまっても最低限のサバイバル能力が残されるといった様子ですね。


(ベストの方は弾薬の他、携帯無線機、水筒、LUCIE NVGなんかを収納)



スモックとベストだけでもかなり重たくなりそうなものですがさらに
偵察機器や通信機器が含まれたバックパックを背負うわけで……
やっぱり長距離偵察隊員はタフマッチョスーパーマンにしか勤まらないんだなぁと



流石にここまでこだわるのは難しいんじゃないのかーってとこで
Tschüs!!

  
タグ :スモック

Posted by Nekotin at 21:25Comments(2)考察

2015年11月14日

Peltor TK5 und FL4


ちょっと前まで「俺は特殊部隊なんてやらねぇぜ」なんて言っていたんですが、
その理由の1つに無線機器が厄介というのがあったんですね……

(そんなこといったって無線はどの部隊でも面倒だけど)

そんな感じで平和に暮らしていた私ですが、“ついうっかり” Peltorサントラを入手してしまったがために
後に引けない泥沼の(自分との)戦いが勃発


この状況にケリをつけるため手に入れたアイテムが今回のネタ、
Peltor TK5-DKSKとFL4-DKSK2




この円い乳首PTTがTK5-DKSKです。押し込みが軽くとってもBIN☆KANそう。

ベルクロバンドは欠品していたのでLLM01のリモートスイッチから流用。

これをヘッドセットと無線機を繋ぐFL4-DKSK2に接続します。








コネクタはLEMOなんですがELNO H295とは互換しませんでした。







こっちがFL4-DKSK26ピン&ミリタリープラグ対応。

SEM52SLのNF10コネクタ対応モデルも存在し、そちらはFL4-DKSKと呼ばれます。








スパルタソのMBITR&ペルターサントラに接続するとこんな感じ。ごちゃっとしてる。

これをプレキャリ上で配線するのか~、ちょっと大変そうだ。

ミリフォトを参考にすればいいんだけど、配線はかなり見づらいんですよね……






~使用状況~

特殊部隊のための機器(?)なので陸KSKに集中しています。

空挺でも見れたりするんですけど稀な例。
TF47だか派遣絡みで無線機+ヘッドセットごと借りていたりすることもありそうです。

最近はKampfretterで見かけることも。



陸KSKのボーディングなフォトから。
MBITRはマリタイムみたいですがKFアダプタ仲介でFL4接続からのTK5引き出し。





TK5をベルクロでペタッと。
ヘルムマウントのヘッドセットなんですがこれプラグどうだったかな……

TK5はカスタムコム2の側面にベルクロで張り付いていることも。





FernspäherはNF10コネクタ対応で。これも多分そう。




ささやかながら確かな存在感がありますよね。
後ろの人はCeotronicsのSuper Dutyですがこれもよく見るPTT。






とりえあずのところ鬼門だった無線関係はクリア。

するとMBITRの方が気になってくる……

マリタイムである必要はないんですがもう少々手を加えておきたいです。




Tschüs!!

  
タグ :Peltor

Posted by Nekotin at 19:48Comments(0)ブンデス通信機器